富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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「ま、いいか!」で、あなたは自分に妥協していませんか?
 今、自分がやらなければならないことはわかっています。しかし、これが現実には、なかなかできないのです。なぜかというと、それだけやっていればいい、という訳にはいかないからです。
 自分の不満の要因は自分の中にあります。それと同じです。不満を解消する唯一の方法は、やらなければいけないことをやり遂げるということですが、それがわかっていても、できないのです。だからこそ、イラついて不満が爆発するんです。なぜこんなことになってしまうのかというと、私たちはあまりにも余計なことをたくさんかかえてしまっているのです。これをやらなくてはいけない、とわかっていても、その前にまずは片付けなくてはならない雑用がたくさんあります。そのために、とりあえず雑用を片付けることから始めなくてはなりません。そうすると、雑用を片付けているうちに時間はなくなるし、何よりもエネルギーもなくなってしまうのです。という訳で「ま、いいか!」ということになります。はっきり言って、この「ま、いいか!」がクセものなんです。
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を読んで、親の“魂の叫び”を聞いた!
 リリー・フランキーのベストセラー小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(扶桑社刊)を改めて読み直して、なぜミリオンセラーになったのか、わかった気がしました。2005年6月に初版が発売されて読んだときは、さほど感じなかったのですが、今この本のメッセージが私の心の琴線を強く震えさせています。なぜでしょうか? それは現在が、心が音を立てて壊れている時代だからかもしれません。少年犯罪や幼児虐待などが頻繁に報道されている今の社会。親が子を傷つけ、子が親に刃を向ける凄惨な出来事が続き、本来あるべき“親子関係”は崩壊しつつあります。何かが狂っているとしか思えません。
友だちだからこそ腹を割って話す。ときに徹底的にやり合うことも大切です!
 何でそうなるのかな、とガク然とすることがあります。
 先日、友人の“励ます会”をやりました。その友人をAとしましょう。主催する方は私と友人のB、先輩のCさんです。ちなみに、AとBは私の後輩です。
 待ち合わせの店の近くで大先輩のCさんにばったり会いました。「年末は忙しかったの?」とCさんが尋ねるので「ま、昔ほどではないですが、演歌系の人からのお誘いはまだ多いんですよ」と答えると、Cさんは「そうか。レコード大賞実行委員って、それなりに大変なんだね、今も・・・」とつぶやきました。
 Cさんはかつて大手レコード会社で宣伝部長としてレコード大賞の票集めをしていましたから、今どきのレコード大賞の現実を挨拶がてらに私に聞いてみたのかな、とそのときは思いました。ところが、この話にはとんでもない“伏線”があったのです。
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