同じように優秀でない人間にも2通りのタイプがあります。ひとつは優秀ではないができる人。もうひとつは優秀ではなくて、なおかつできない人。
それぞれどんな特徴があるかというと、大まかに言うと以下の通りです。
優秀で、なおかつできる人は、現状分析が鋭くて、今何をなすべきなのかという“戦略”を立てられる明晰な頭脳を持ち、なおかつ、その戦略を具現化できる実行力を持っているのが特徴です。
一方、優秀だが、できない人は、戦略という青写真は描けるのだが、実行力が伴なわないのが特徴です。つまり、口ばかりというタイプです。
現実には後者のタイプ〈優秀だが、できない人〉が多いから困ったものです。さしずめ官僚的と言ったらいいでしょうか。頭はいいので戦略は立てられるのですが、実行力がないので、すぐにあきらめてしまうのが玉に傷です。正直なところ、こういうタイプは“言い訳”が上手いのが特徴です。このあたりをしっかりと把握して付き合っていないと、結局のところフタを開けたら何も始まらなかった、ということになります。
ステージは“仕事”と置き換えてもいいし、学生なら“試験”“テスト”と置き換えられるし、スポーツ選手なら“試合”と言ってもいいでしょう。
私たちは自分にとって理想とする“ステージ”をめざして努力をします。まずは夢のステージに立たなければ話にならないからです。そのステージで優勝するとか1位になりたい、とかという究極の目標はその後の話です。いうなら、私たちは優勝という究極の目標を達成するためにはまず、その権利を得るための“候補者”にならなければならないということです。オリンピックで金メダルを取るためには、数々の予選会を勝ち抜いてオリンピックに出場できる権利を獲得しなければなりません。

