富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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“風見”付きの“ポリシー人間になることが、今の世の中には必要です!
 風見鶏。屋根の上や船の上に付けて風の方向を知る道具で、矢やニワトリの形をしたものが多い。という訳で、風向きによってクルクルと方向が変わる、という特徴があります。この特徴から、「あの人は風見鶏だ」というように使われます。この場合、決していい意味では使われません。つまり、風向きによってコロコロと態度が変わるので調子のいい奴、という意味で使われているのです。
 政界の風見鶏といえば中曽根康弘元総理が有名ですが、私たちのまわりにも調子のいい“風見鶏人間”は必ずいます。「あいつは風見鶏だから……」と言われると、言外にあてにならないお調子者という評価が下されています。しかしながら、と私は最近考えてしまうのです。確かに風見鶏はほめられたものではありません。風の吹く方向、つまり、自分にとって都合のいい方向に顔を向けるということは、力のある人間につくということですが、ポリシーがない、と言われてもしかたがありません。でも、風を読んで力のある人間にいち早くつくということは生き方としてはあるのではないでしょうか?
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