明治神宮の“おみくじ”はいっぷう変わっています。明治天皇、昭憲皇太后の“和歌”となっています。すなわち、ガシャ、ガシャとおみくじを引くところまでは同じですが、「何番です」と言って出てくるのが“大吉”や“凶”のおみくじではなく“和歌”ということです。
今年はどうかなと思って、ガシャ、ガシャと振ってみたら“20”という数字が出ました。手渡された“おみくじ”は昭憲皇太后の和歌で“謙遜”という御題で、〈高山のかげをうつしてゆく水の ひききにつくを心ともがな〉でした。その意味は「高い山の姿を写して、谷川の水が段々と低い方へ流れて行くように、誰でも理想は高く、身はつつましく、ということを心がけたいものです。誰でも生まれながらに、尊い人格を親から授かっていることでは平等ですが、お互いに敬愛の心が大切です。ここに謙遜の美しい徳があります」で、要約すれば「心は高く、身はつつましく」ということです。

