交渉事には相手がいますが、こちらが窮地に立たされるときは、相手が先手を打って仕掛けてきた場合です。相手は必ずある“意志”を持って仕掛けてきますから、まずはその“意志”が何なのかを把握することが必要です。たとえば仕事に置き換えてみましょう。相手は今まで良好に保っていた仕事を打ち切ろう、と考えているとしましょうか。当然のことながら、まず第一弾の先手として「今までの仕事の継続を見直したい」という通知をしてきます。通知された側は「うわっ、一大事」とばかりに狼狽します。これはしかたがないことです。仕事の継続が打ち切られると死活問題だからです。かといって、手をこまねいていてはそのままの形で押し切られてしまいます。相手の先手に対して、何か有効な手を打たなければなりません。

