富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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<同窓会パーティー>の盛況は、“音楽を熱く語る”場の復活です!
 2006年9月23日に行なわれた『吉田拓郎&かぐや姫 コンサート・イン・つま恋2006』は、約3万5千人のファンを集めて大成功に終わりました。この31年ぶりの『つま恋コンサート』が起爆剤となって、中高年に再び“フォーク・ブーム”が起こりつつあるようです。『つま恋コンサート2006』で拓郎、かぐや姫の元気な姿を見て「僕(私)もまだできる」と思った人はたくさんいるはずです。
 かつてフォークは“若者たちの歌”でした。あの“黄金のフォーク・ブーム”(72年から79年ごろ)から30年程が経ち、かつての若者たちは中高年となり、07年からは団塊の世代の一斉退職が始まりました。定年後の人生をどう生きるのか?が大きなテーマですが、そんなときに31年ぶりの『つま恋コンサート2006』は“あの頃の自分”を思い出させてくれたのでした。『つま恋コンサート2006』によって、私たちは31年前の『つま恋コンサート1975』時代にタイムスリップしてしまいました。そして“あの頃のぼく”に出会ったのです。その結果、現在の私と“あの頃のぼく”がなりたいと思っていた私、との間の微妙な“人生のズレ”を改めて認識してしまったのです。
 アーティストたちも、初めて音楽を志した頃の自分がめざした自分と、現在の自分との間のズレに悩んでいます。その“人生のズレ”はアーティストとファンとの共通のテーマです。31年ぶりに共通のテーマを見つけたアーティストとファン、これが現在の“フォーク熱”の源流なのです。
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