富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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“期待値”とそれに対する“応答値”を自分なりに理解できている人が“できる人間”なのです!
“期待値”という言葉があります。“期待”とは「あてにして、心待ちに待つこと。将来この事が実現すると考え、待ちかまえる」(岩波国語辞典第三版より)という意味です。つまり、簡単に言ってしまうと、“期待値”とは“あてにしたい度数”ということでしょう。
 期待値はいろいろあります。たとえば初めてのコンサートに行くとしましょう。何しろ初めてのアーティストのコンサートですから、否応無しに期待値は高まります。そして、結果が予想していたよりはるかに良かった場合は「入場料は高かったけど行って良かった。満足しました」ということになります。しかし、逆に予想していたより悪かった場合は“不満”ということになります。「期待はずれだった。あんなに高い入場料を払って損をしてしまった」ということになります。このときは、あてがはずれてしまっただけに、大いなる不満を抱くことになるでしょう。
 これは何もコンサートにかぎったことだけではありません。期待値はCD、映画、本、レストラン、ファッション、車などあらゆる物にあります。すなわち、期待値がある以上、私たちは勝手に“あてにしたい度数”を自分で決めてしまっていますから、この度数をオーバーしてくれないと“不満”を感じてしまうという訳です。
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