「お前の夢はかなったかい? 俺の夢は眠っていないか?」という“心の声”が聴こえますか?
1970年春、19歳になったばかりの私にとっては“新宿”になじむことが“青春”でした。新宿・風月堂にヒッピーがたむろし、アートシアター新宿文化に芸術家の卵たちが集い、吉田拓郎が新しい時代を歌い、そして音楽喫茶・ルイードが若者たちの溜まり場でした。そんな“時代”という荒海に、私は漕ぎ出して行ったのです。
早いものであれからもう38年という年月が流れてしまいました。長いようで短い38年間でしたが、その38年間を振り返ってみることにしました。手前みそですが、私の自叙伝ともいうべき単行本「音楽を熱く語るたびに夢が生まれた!〜聴いた。見た。感動した。J−ポップ四〇年史〜」(シンコーミュージック・エンターテイメント刊。3月10日発売)を書き上げて、本当に良かった、と思っています。