富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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「こうしたい」と思ったら「こうすればいい」という“アイデア”をまず考え出すことが大切!
 チャレンジをする前に「どうせできやしないだろう」とあきらめてはいないでしょうか? なぜ、チャレンジをする前にあきらめてしまうのでしょうか?
 確かに「やろう」と思っても「できやしないだろう」と弱気になってしまうことはあります。先例がないかとか、歴然と今あることに対して、それを壊してまでしてできるはずがない、とか理由はいろいろですが、要は“弱気”になってしまっているからです。
 その意味では弱気の虫をまず退治しなければなりません。そのためには、自分が本当にやりたいのか?を自分自身に確かめる必要があります。もちろん私にも今やりたいと思っていることはあります。だいたいの構想はできています。そこでこの構想に興味を示してくれている人に会うことになります。だいたい、このときにふと“弱気の虫”が生まれるのです。なぜか?というと、自分なりの考え方が固まっていないことに気がつくからです。いや、気づかされてしまうといった方が正しいでしょう。
どうせダメもとなんだから、言った者勝ちを狙うべきです!
 何事においてもそうですが、ダメもとで頼んでみる、ということが基本です。
 実は自分は頼んだつもりでも、相手はそうは思っていないことが多いのです。これはどういうことかと言いますと、確かにプレゼンをしていることはしているのですが、具体的にどうして欲しいのか言っていないので、結局のところ、相手の立場からすれば、何も頼まれてはいないのです。
 音楽評論家という仕事柄、私の所には定期的にレコード会社、プロダクションから新譜CDの資料が山のように送られてきます。また、局担と呼ばれるラジオ局担当のプロモーターからも毎週のように資料をもらいます。両者共に新譜CDのプロモーション用ということですが、そんなことは百もわかったうえで言うのですが、ただ資料を宅配便で送っても、直接手渡しで届けたとしても、何をして欲しいのか、言わないと、「わかった。聴いとくよ」ということで終わってしまう、ということです。
地上波テレビでは絶対にできないことを衛星テレビはやるべき。これがマイナスの要素をプラスに変換できる唯一の方法論です!
 マイナスの要素をどうプラスに転換するのか、ということが大切です。
 始めから上手くいくはずはありません。だからこそ、頭を使って努力をしながら一段ずつ階段を上がっていくのです。
 マイナスの要素をどうしたらプラスに転換できるでしょうか? それにはマイナスだと思っているところに、何とかしてプラスの要素を見つけることです。たとえば、テレビを例に取ってみましょうか? 周知のように、テレビといっても地上波テレビ、衛星テレビと分けられるし、衛星テレビもさらにBS、CSと分けられます。様々なテレビの中で最強なのが地上波テレビです。なぜ最強か?というと、視聴者数が最も多いからです。これに対して、衛星テレビは有料ということもあるのか、地上波テレビに視聴者数においては比べようもありません。正直に言って、同じテレビと言っても、地上波に比べて衛星は視聴者の数が少ないというところが決定的な“マイナス”要素なのです。これはそのままにしておくと、いつまで経っても衛星は地上波に勝てないということになります。しかしながら、マイナスの要素は、それはそれとして置いておいて、地上波にはない衛星のプラスの要素を見つけなければなりません。衛星テレビはチャンネル数がそれこそ無数にあります。これは地上波にはないプラス要素です。チャンネル数が無数にあるということは、ひとつのチャンネルを特化できるということです。すなわち、スポーツだけ流すスポーツ専門チャンネル、音楽専門チャンネル、映画専用チャンネルもあっていいでしょう。さらに細分化してもいいのです。スポーツ専門チャンネルで、さらに野球専門、サッカー専門、ゴルフ専門でも何でもいいんです。現実にこれは存在しています。
お前の夢はかなったかい? 俺の夢は眠っていないか?
 時代が必要とする歌がヒット曲となる、と私は考えています。当然ながら、時代が今何を必要としているのか?を敏感に察知することが大切です。それがクリエイターの使命といっていいでしょう。では2000年代、今の時代が必要としている歌は何か?というと、答えは明確です。今ほど“家族の絆”が問われているときはありません。時代は紛れもなく“家族愛の歌”を必要としているのです。その結果、母のことを歌ったすぎもとまさとの「吾亦紅」がヒットしているのです。中村ブンの「かあさんの下駄」を私がプッシュするのも、時代が必要としていると感じているからです。はっきり言って、時代が今“家族愛の歌”を必要としている、というのは私の個人的な見解です。
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