<前略。電話では失礼しました。その折にお話しました作曲依頼について少し詳しく説明したいと思います。私の今のテーマは“人生のズレ”を直すということです。どういうことかと言うと、“あの頃”のぼくがめざしていた“ぼく”と、現在の“私”との間には微妙なズレがある、ということです。だとしたら、その“人生のズレ”を直すには“今”しかありません。私には今“心の声”が聞こえています。“あの頃のぼく”が今の私に問いかけてくるのです。
「お前の夢はかなったかい?」「俺の夢は眠っていないか?」と。
この“心の声”を聞いたとき、私は自分自身に問いかけなければなりません。「自分自身を生きているだろうか?」
おそらく、この心情は私だけのものではないだろう、と思います。私と同世代の人たちにとってのまさに“心の声”なのです。だからこそ、私はこのメッセージを発し続けなければなりません。それが“書き手”としての“使命”だと感じているからです。

