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お互いがお互いを触発し合うような、そんな友だちをあなたは持っているでしょうか? 

 お互いがお互いを触発し合う――これこそが本当の友だちというものではないでしょうか? お互いを触発するということは、お互いがそれぞれの人生を真剣に生きているということです。友達の真剣な生きざまほど自分自身を刺激し触発するものはありません。だからこそ、自分もまた自分の人生を真剣に生きなければならないと思うのです。落ち込んだり、弱気になったりしたとき、私はふと思い出してしまう友だちが何人かいます。そんなとき、彼らに電話すると、これが不思議なことに、とたんに元気が出てしまうのです。
 渡辺紫山――彼はそんな友だちの中のひとりです。本名・池沢資剛は高校時代からの友だちです。彼は上智大学を出て日本IBMに就職し、入社1年目にルーキーとしては最高の営業成績を上げました。ところが、そのエリート・サラリーマンの彼が、突然出家して坊さんになってしまったのです。これにはびっくりしました。会社を辞めた彼は、鶴見の相持寺に修行に入り、ロサンゼルスの禅センターの修業を終え、相持寺時代に知り合った渡辺かおるさんという素敵な女性をもらって、秋田県にある松庵寺に婿入りして副住職となったのです。
 彼が坊さんになってしばらく経った頃、私はFM秋田の仕事があったのを機に松庵寺を訪ねました。彼は大いに歓迎してくれました。ドライブがてら八郎潟の干拓地、寒風山、入道岬などを案内してくれ、そのうえいろいろな話をしてくれました。
 車がちょうど桜並木を通ったときのことです。4月初旬だったので、まだ桜の花は咲いてはいませんでしたが、彼は言いました。
 「日本人なら誰でも桜の花を見るときれいだなと思うだろう。どの桜の木を見ても、これもきれい、あれもきれい……と思う。つまりは目移りがしてしまうということだが、これを仮に“浮気”とする。だとしたら“本気”とは桜の木を見てどういうことをいうのか、わかる?」
 「“本気”は桜の木を見てどうするのか? わかんないな……」
 私がしばらく考えていると、彼は言うのでした。
 「答えは、桜がきれいだからその枝を折ってしまうことを言う。見ていてきれいだと思っているぶんには罪はないが、枝を折ってしまうと罪になるということだよね」
 いつしか私は彼の話に刺激され触発されるようになっていました。つまり、それだけ彼を人間として尊敬しているということです。彼に会うと不思議に元気が出てやる気が起きてきます。
 秋田と東京、遠く離れているので数年間に1度ぐらいしか会えないくらいですが、私は彼の熱い視線を背中に常に浴びています。その視線を強く感じれば感じるほど、私は一生懸命に走れるのです。ひょっとしたら、彼も私の視線を背中に感じているのかもしれません。換言すれば、あいつがあんなに頑張っているのだから、俺も頑張らねばならないと思うということかもしれません。
 お互いがお互いを触発し合うような、そんな友だちをあなたは持っているでしょうか?
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category: 俺が言う!

2009/02/25 Wed. 11:01 [edit]   TB: 0 | CM: 1

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コメント

僕はまだまだ
腹をくくっていない
恥ずかしい。

もし枝を折る人を見たら、、
びっくりすると同時に
自分が恥ずかしくなると思う。

まるきち #- | URL | 2009/02/28 Sat. 00:07 * edit *

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