我が家も他の愛犬家に違わず、愛犬は目に入れても痛くないほど可愛がっていますから、オモチャはこれ以上ないほど買い与えています。ところが、犬もさるもので、買い与えた始めの頃は物珍しいのか喜んで遊んでいますが、すぐにあきてしまいます。という訳で、いつの間にか使われないオモチャの山ができてしまいます。ところが、そんな愛犬ですが、幼犬の頃から気に入っていて、7歳半になった今でも気に入り続けている唯一のオモチャがあります。それこそが“空のペットボトル”なのです。
キャップを取ってしまってからも愛犬の遊びは続きます。キャップが取れたペットボトルの首のところを今度はかみ始めます。ここはかなり固い所ですから、必死になってかみ続けます。やがて、その首をかみ切って落としてしまいます。およそ10分間くらいはかかるでしょうか。コロンと落ちて転がった首をまたながめています。「すごいね、ジュニアは……」とほめてあげると、さも満足したかのように立ち上がって、ノドがかわいたのか水を飲みに行くのです。これで空のペットボトル遊びは完結です。
空のペットボトル遊びは愛犬が自分で考え出した遊びですが、紙袋の中にたくさんのペットボトルが入っていると、1本持ってきてはキャップだけ取って、2本3本と続け様です。キャップだけ取って首をかみ切るということはしません。しかし、紙袋の中のペットボトルが少なくなると、キャップを取って首をかみ切るまで頑張ります。たくさんあると無駄に使ってしまう愛犬を見て、我が身のことが反省されます。人間も動物も変に余裕があると無駄なことをしてしまうのです。無駄を省いて切り詰めること。“節約”が大切だ、ということを愛犬から教えられました。節約、英語でeconomy、はこれから私のキーワードです。

