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ロックは時代の刺激剤たるべし、という信念で活動してきた忌野清志郎は、紛れもなく“ロックの教祖”です。 

 忌野清志郎は日本のロック・ビジネスの原型を確立したロックの巨人です。
 1970年代後半、ロックはフォーク&ニューミュージックと比べると地味な存在でしたが、そんなロックを、どぎついメイクとハデな衣装でショーアップすることによってエンタテインメントにまで高めた張本人が忌野なのです。そのことが結果的に巨大化するロック・ビジネスのきっかけを作り、80年代から90年代にかけて、BOØWY、ブルーハーツ、X JAPAN、ルナシー、ラルク・アン・シエル、GLAYなどメガ・ロック・バンドを生み出したのです。その意味では、忌野がいなければ現在のロック・シーンはなかった、と言っても過言ではありません。
 ではなぜ彼の音楽がたくさんの人々の支持を受けたのでしょうか? 反骨心と人間的優しさを合わせ持ったアーティストだからです。学生時代の彼は「ぼくの好きな先生」にあるように“劣等生”でした。都立日野高校時代に劣等生だった清志郎の気持ちを唯一わかってくれ「好きなことをやっていいんだよ」と後押ししてくれた実在する美術教師の歌です。彼は劣等生だからこそ、弱者に対する優しさやいたわりを持っているのです。また、反骨精神の裏には、正義感があり、それが熱血漢や包容力というあたたかさとなっているのです。つまり、彼の歌には優しさやいたわりと同時にあたたかさもあるので、たくさんの人々のハートを侵食し共感を得ることができたのです。
 そんな清志郎の原点ともいえるライブを鮮明に記憶しています。71年秋に渋谷の東横ホールで開かれた<唄の市旗揚げコンサート>です。このときRCサクセションはまだ3人組のフォーク・グループでした。共演したのが後にRCのギタリストとなるチャボこと仲井戸麗市がいた古井戸、ケメ(佐藤公彦)、泉谷しげる、吉田拓郎、小室等と六文銭でした。
 RCは既に“ハード・フォーク”と言っていい激しさで、ベースもジャズっぽく、特に清志郎は、チャボ、ケメと並んでルックスがかわいくてフォーク界のアイドル的存在でした。そのままいけば“アイドル”として通用しましたが、彼はあえてそれに背を向け、売れそうな曲を作らないで、結果的に“不遇時代”を招いたのです。やりたくないことはしない、という反骨のロック魂は既にこの頃からあったのです。
 今、改めて彼がRCサクセション時代、ソロ・アーティスト時代に残してきたレコード、CDを聴いてみると、そこには歌が現実を超えてしまっているすごさがあります。
 歌にしろ、映画にしろ、文学にしろ、私たちがそれを聴いたり、見たり、読んだりする場合は、その背後に、自分はその歌、映画、文学に後れをとっているという意識が常にあります。だからこそ、それらに触れることで、自分の後れを取り戻そうとするのです。換言すれば、歌や映画や文学が私たちの現実を超えているということです。歌が現実を超えているからこそ、私たちは内的リアリティーを感じ共感を覚えるのです。彼の歌は現実を見事に超えていて、私たちの中にある“心の声”をすくいあげてくれます。だから、それがメッセージとなって私たちのハートに突き刺さってくるのです。
 「ロックは常に反骨である」ということを身を持って表現し続け、「ロックは時代の刺激剤たるべし」という信念で活動してきた忌野清志郎は、紛れもなく“ロックの教祖”です。彼は58歳という若さで亡くなってしまいましたが、聴き手のハートを瞬時にわしづかみにするボーカルと、「ベイベ~」「愛し合ってるかい?」のシャウトは私たちの心の中では永遠に不滅です。
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category: 俺が言う!

2009/05/18 Mon. 18:34 [edit]   TB: 0 | CM: 1

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コメント

>反骨心と人間的優しさ
この一見、正反対な言葉に注目。

実は今、仕事で
仲良しクラブではなく
仲間(部下)と一丸となろうか?

いや、どっかに飛ばそうか?
と悩んでます。

最後の賭けで
でも、これを読んで
一丸のほうを取ります。(まるきちだけに)
それでも駄目なら
この際、スパッと切ります!

そもそも、こんなことで悩んでいること自体、三流だとじゅうじゅう承知です。

とにかく
今、自分が乗り越えなければならないこと
逃げないで乗り越えようと思います。
この直面する「現実を超えないと」
ある意味、アーチストになれないからです。
本当にありがとうございます!

追伸
>その歌、映画、文学に後れをとっているという意識が常にあります。
というところは凄まじく新鮮でした。
書き込みさせて頂いた内容はすこしピントがぼけていると思いますがお許し下さい。

まるきち #- | URL | 2009/05/25 Mon. 00:28 * edit *

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