富澤一誠の「俺が言う!」
音楽評論家 富澤一誠氏の 「俺が言う!」を掲載していきます。
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苦手意識を持ったら逃げないで、腹を決めて戦うことです!
 なんとなく苦手意識を感じる人がいます。そして、それを放っておくとますます苦手意識は大きくなり、やがては敵対関係になってしまいます。
 人はなぜ苦手意識を感じるのでしょうか? 不思議なもので、「この人、苦手だな」、と感じるのはすぐです。会って話しているうちに、なんとなく違和感を感じて、「この人、嫌だな」、と思い始めると、その思いは次第に大きくなってしまいます。
 人が苦手意識を感じるとき、その要因はいくつかあげられますが、最もわかり易いのは、のっけからこちらの痛いところをビシビシとついてくるタイプです。何でそこまで言うの、というくらいに、歯に衣着せぬ人はその典型例と言っていいでしょう。こちらの立場や気持ちを無視して、思っていることを遠慮なく言うことは、悪いことではありませんが、言うタイミング及び言い方を考えなければなりません。こういうタイプの人はどこにでもいるものです。
 私も毎月たくさんの人に会いますが、なかには苦手だな、と思う人もいます。そんな人から電話がかかってくると、なんとか誤魔化して逃げます。そうしないと面倒臭いことになるからです。だいたい、この手の人は自分の都合だけで、こちらの立場を配慮しないで一方的に頼み事をしてきます。内心では、お前に頼まれる筋合いはないよな、と思っていても、相手は一枚上でそんなことはいっこうに意に介しません。というわけで、厚かましくもいろいろな頼み事をしてくる訳です。そんな面倒臭いことにかかわりたくないと思えば、人は当然ながら逃げます。しかし、本当は逃げても駄目なんです。こういう人たちは逃げても、どこまでも厚かましく追いかけて来るのです。それでしまいにはつかまってしまうというわけです。苦手意識を持っていると、どうしてもこうしたことになります。だからこそ、苦手意識を根本から断たなければならないのです。そのためにはどうしたらいいでしょうか?
 まずは逃げない、と決めることです。そして相手と戦うことです。相手がこちらの痛いところ、弱いところを責めてきたとしても、きっぱりと言い返すことです。この言い返すということが実は最大の“ガード”になるのです。歯に衣着せぬ人は大方が、言うことにはたけていますが、逆に言われ慣れはしていません。だから、反対に言われまくられるとガードができないのです。その辺の弱みをつくことです。何か言ってきたら、「そんなことはありません」とぴしゃりとハネかえすことです。そうしたら出足を止めることができるのです。押し相撲は押し相撲に弱い、と言われますが、だいたい似たようなタイプ同士は苦手意識を持っているのです。だからこそ、先手必勝です。言われる前に、こっちが先に言ってしまえ! そうすれば、こちらの苦手意識が吹っ飛んだうえで、相手が逆にこちらに対して苦手意識を持つということです。苦手意識を持ったら、逃げないで、腹を決めて戦うことです。苦手意識はストレスのもとです。
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