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時代は今、歌に癒しとエールを求めています! 

 時代の気分をとらえている“旬”なアルバムを紹介しよう。
 食道がんの手術をして復帰した桑田佳祐のソロ・アルバム「MUSICMAN」が3月7日付のオリコン・アルバム・チャートで初登場1位を獲得しました。
 この結果、桑田はソロ・アルバムで、80年代の「Keisuke Kuwata」、90年代の「孤独の太陽」、00年代の「TOP OF THE POPS」に続き、4年代連続で首位獲得の偉業を達成しました。つまり、時代を超え、世代を超えて支持されているということです。中東で民主化革命が起きて世界の仕組みそのものが変わろうとしているときに、そんなことはそっちのけで政局にあけくれ国民と国家のことなど考えていない政治家たち。理念もなくブレまくりの総理。あげくの果てに世界中から馬鹿にされる日本。そんな“時代の気分”を見事にとらえた「現代人諸君(イマジンオールザピープル)!!」「いい人~Do you wanna be loved?~」などをはじめ、全曲が潜在下で私たちが感じている本音を代弁してくれているだけに共感を覚えます。
 全曲クラシック曲のカバーとなっている平原綾香のマイ・クラシック・シリーズの第3弾アルバム「マイ・クラシックス3」には、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ショパン、ラフマニノフ、ガーシュウィンなどの名曲が詰まっています。全編に共通していることは、名曲の品格を落とすことなく、わかり易くアレンジされていて、そこに彼女のボーカルが見事に融合していること。だからこそ、深い味わいがあって聴くほどに深みが出るのでしょう。クラシックとポップスのコラボレーションによる平原綾香の世界はもう彼女ならではのオリジナルの世界です。
 夏川りみの「ぬちぐすい みみぐすい」は、沖縄の方言で“ぬちぐすい”は“命の薬”、“みみぐすい”は“耳の薬”と言われ、「この音楽は耳にいいよ」という意味がこめられています。「ゆりかごのうた」「赤とんぼ」など5曲は、お腹にいる赤ちゃんを気づかいながらレコーディングして、彼女いわく「魂がふたつある状態で歌われた」とか。だからこそ、このアルバムにはたくさんの愛情と優しさが真空パックされているのです。「生まれ来る子どもたちに贈る」というコンセプトのアルバムだからこそ、親から子へ、子から孫へとつながっていく命があるかぎり聴き継がれるアルバムの1枚になって欲しいものです。
 「君が幸せでありますように」は、「また君に恋してる」「ずっとあなたが好きでした」の連続ヒットで、今や大人の音楽“Age Free Music”の旗手ともいうべき存在のビリー・バンバンの本格的なオリジナル・アルバム。デビュー以来42年間、山あり谷ありの人生を乗り越えてきた者だけがたどり着く歌の境地と言っていいほどの癒しワールドです。
 青春時代に組んで一緒にヒット曲を連発した杉山清貴と作曲家・林哲司。一時はめざす方向が違い疎遠になっていましたが、四半世紀ぶりに再び旧交を暖めて2人でアルバム「KIYOTAKA SUGIYAMA MEETS TETSUJI HAYASHI REUNITED(リユナイテッド)」を作りました。大人のコラボレーションが演出するぜいたくなアルバムです。
 音楽にはもともと癒しの力があり、人々を元気づけ勇気づける“エール”的な役割を持っています。だからこそ、時代が今、歌に癒しとエールを求めているに違いない、と私は確信しています。
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category: 俺が言う!

2011/04/07 Thu. 10:37 [edit]   TB: -- | CM: --

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