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〈有線放送全国ランキング〉でじわじわとチャートを上げ続けているレーモンド松屋の「雨のミッドナイトステーション」に注目! 

 〈有線放送全国ランキング〉(キャンシステム)でじわじわとチャートを上げ続けている曲があります。レーモンド松屋の「雨のミッドナイトステーション」です。チャートが上がり続けているということは一度聴いたらもう一度聴いてみたくなるということでヒットの可能性が高いということです。
 去年7月、レーモンド松屋は「安芸灘の風」でひっそりとデビューしました。59歳で遅咲きということもあり“ドラフト外”だったというわけです。しかし、年末には〈中高年の希望の星〉と注目される存在に成長していました。デビュー曲がヒットしたからです。
 ヒットのきっかけは有線放送でした。まず〈お問合わせランキング〉で1位を獲得。初めて聞いた時に気になる曲があります。「誰の歌だろう?」」と。そんなリスナーの問合せを集計したのが〈お問合わせランキング〉です。つまり、今最も気になる曲というわけです。その後はじわじわと〈全国ランキング〉を上がり続け自力でヒット。年末の〈第43回日本有線大賞〉で“新人賞”と“有線問合せ賞”をダブル受賞して〈第二の秋元順子〉か、注目を浴びることになりました。
 レーモンドの歌はなぜ有線放送で人気が高いのか? それは大人受けがする大人のラブソング“熟恋歌”だからです。曲調がなんとも不思議です。懐メロふうの匂いもあるし、歌謡曲、演歌チックでもあるし、フォーク的な文学センスもあるうえに、GSやロック・スピリットなどあらゆる要素が入っていて、言うならばおいしいところ取りのてんこ盛り“青春歌謡演歌ロック”です。だからこそ、かつて青春時代にフォークにはまった人はフォーク的な匂いについ反応してしまうし、同様にGSやロックにはまった人も、懐メロや演歌、歌謡曲にはまった人も、それぞれの匂いに反応してしまうのです。
「これまでロック、フォーク、歌謡曲、演歌、GS……いろんな音楽をやってきました。だから、それらが熟成して、今いい感じで私の中から生まれてくるんです」(レーモンド松屋)
 秋元順子、58歳でデビューし、61歳で史上最年長でNHK紅白歌合戦初出場。レーモンド、59歳でデビュー。今60歳。果たして?
 話は変わりますが、実はこの歌には強力な援軍があるのです。南かなこが競作盤を出していて、こちらも有線放送でランキングをじわじわと上昇しています。彼女は前作シングルでもレーモンド松屋の曲「しのび駒」を歌っています。その意味では作家と歌手ということで身内といってもいいでしょう。
 レーモンドの歌う「雨のミッドナイトステーション」は〈青春歌謡演歌ロック〉で開放感がありますが、南かなこが歌う「雨のミッドナイトステーション」は紛れもなく濃密な大人のラブソングで〈熟恋歌〉です。南が歌うととにかくセクシーです。好きな女性に、こんなことをこんなふうに言ってもらいたいという願望が男にはありますが、その願望を南はかなえてくれています。こんなにセクシーなラブソングはありません。同じ曲なのに、まったく異なる味わい。その意味で、この曲は男の気持ちを代弁しているレーモンド松屋盤と女性の想いを表現している南かなこ盤は、競作盤ならぬ“響作盤”と言った方が適切でしょう。
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category: 俺が言う!

2011/09/05 Mon. 17:59 [edit]   TB: -- | CM: --

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