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こんな時代だからこそ“歌のチカラ”があるアルバムを聴いてみたいものです! 

 CDが売れないと言われて数年経つが、それに伴って、毎月発売されるCDの枚数が減ってきたようだ。特にアルバムにおいては、その傾向が顕著である。しかし、それは逆に厳選されたアルバムが増えているということでもある。バブルの時代は音楽業界も例外にもれず、まさに玉石混交だった。しかし、今は…。そんな中でも「これは!」と思える5枚を紹介する。
 岡村孝子の『勇気』は、ソロ・デビュー25周年を迎えた彼女の5年ぶり16枚目となるオリジナル・ソロ・アルバムである。それだけに気合いが入っていて、彼女が今考えている熱い“想い”が凝縮されている。東日本大震災以降、“歌のチカラ”が見直され、そんな中でも特に彼女の「夢をあきらめないで」は“応援歌”として再び注目を浴びた。時代は今、歌のチカラを必要としている。そして、それは岡村の歌が持つ魅力を必要としていることの証明でもある。彼女は声高に叫ぶことはしないが、確実に歌で心を癒してくれ勇気を与えてくれている。その意味で、待望のアルバムと言っていい。
 谷山浩子の『夢みる力』は、来年40周年を迎える彼女の4年ぶりのオリジナル・アルバムで、全11曲中7曲が他のアーティストへの提供曲であり、セルフカバーだ。どの曲も谷山ならではのオリジナリティーにあふれていて、ずしりとした重い“聴後感”が残る。特に震災後に作られた「夢みる力」は生命の尊さをふと考えさせられるが、いずれにしても力に満ちた力作である。
 安全地帯の『安全地帯Ⅻ』は通算12枚目のオリジナル・アルバムだが、良質な大人の音楽といえる。去年1月に、6年ぶりの活動再開を宣言し、コンサート・ツアーを敢行して完全復活を成し遂げただけに、バンドとしてのテンションは高いようだ。かつてヒット曲を連発していたときもよかったが、今できること、今やらなくてはいけないことが明確に見えているためか、一本芯が通っていて骨太な歌となっている。それだけに聴きごたえがある。
 トワ・エ・モワの『ブーケ・ド・フルール』は彼らのなんと38年ぶりのオリジナル・アルバム。白鳥英美子、芥川澄夫はトワ・エ・モワ解散後、ソロ・シンガーとして、片やレコード・プロデューサーとしていい仕事をして、それから再結成となったので必然性がある。だからこそ、そこから生まれてくる歌は私たちの歌でもあるのだ。こんな歌が聴きたかった、と思える好アルバムだ。
 恵莉花の『Revive』はすごいアルバムだ。なぜか? カバー曲だがオリジナル曲でもあるからだ。スピッツの名曲「空も飛べるはず」を彼女はカバーしているが、草野マサムネの男目線の詩を、彼女ならではの女性目線に書き変えて歌っている。つまりカバーだがオリジナル。これを“リバーシブル・カバー”というらしい。カバー曲はたくさんあるがこんな発想のカバーは今まで存在しない。「a love story~不器用な恋心~」はSEAMOとBENNIE K、「LIFE~この手の中~」はキマグレンがそれぞれオリジナルだが、ぜひ聴き比べて欲しいものだ。
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category: 俺が言う!

2011/10/28 Fri. 20:14 [edit]   TB: -- | CM: --

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