06« 2017 / 07 »08
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

--/--/-- --. --:-- [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

これまでの森山良子のイメージを壊して下さい、とプロデューサーの鈴木慶一さんにお願いしたんです! 

 森山良子デビュー45周年記念アルバム『すべてが歌になっていった』は彼女にとって勇気あるチャレンジと言っていいでしょう。なぜなら、森山良子という従来のアーティスト・イメージを壊してしまっているからです。正直言って、このアルバムを聴いていると初めのうちは違和感を感じてしまう。聴き慣れたしっくりくる良子節ではなくて、さらりとしたかわいた感じにとまどってしまうからかもしれません。
 しかし、実はこれが彼女の狙いなのです。そのために彼女はこれまでにほとんど交流のなかったムーンライダーズの鈴木慶一をプロデューサーに起用したのです。どちらかというと“歌もの”の彼女と“サウンド志向”の鈴木は畑違いといえます。だが、あえて彼女は鈴木を指名したのです。
 「ムーンライダーズのアルバム『Tokyo 7』を聴いて特に最終トラックの『6つの来し方行く末』に感銘を受けてしまったんです。それでぜひ慶一さんにプロディースをお願いしたいと思ったんです」
 その頃、彼女は自分の中に眠っている魅力を引き出したいと願っていました。だが、自分で安全弁を引き抜いて、身についてしまったアーティスト・イメージを壊すことはなかなかできないのです。
 「慶一さんにお願いしたのは、森山良子を意識しないで下さい、今までのイメージを大切にしたり、守っていくとか、そういうことはいっさいしないで、とにかく壊して下さい、ということです。ボーカルにもいちゃもんつけて徹底的に壊して下さい。何でもどうぞ!って言いました」
 彼女ほど実績のあるキャリア・アーティストは、あえて冒険なんかしなくても“昔の名前で出ています”で十分にやっていけます。ましてや、昨今の彼女は「さとうきび畑」「涙そうそう」が大ヒットして現役の第一線に立っているトップ・ランナーです。常識的には無謀な賭けと言われてもしかたがありません。
 「ジャズをやったり、いろいろなことをやって、私なりにチャレンジして来たつもりですが、上手い方法論が見つかりませんでした。それを慶一さんが引き出してくれて、私なりのバラエティーが出せたと思っています」
 改めて、アルバムを聴くと、初めの違和感が新鮮さに変わり、彼女の新しい魅力(サウンドに溶けこんだポップなボーカル)を発見して、してやられた、と思うようになります。結果的に彼女のチャレンジは成功したということです。誰もがチャレンジしたいと思っています。今の自分を壊して新しい自分になりたいと…。しかしながら、それには当然のことながらリスクが伴います。上手くいけばいいものの失敗すると、それまで築いてきた自分の地位がいっきに崩れ去ってしまう。そんなリスクを考えると、自ずと結論は出てしまう。現状維持と先送りです。まさに日本の政治そのものですが、はっきり言って、これでは何も変わらないし、自分の中にある不満はそのまま残ります。そんなことを考えると、森山良子の今回のチャレンジは勇気がある、と高く評価できます。ぜひ、そんな彼女のチャレンジに触れて欲しいと思います。『すべてが歌になっていった』はすごいアルバムです。
スポンサーサイト

category: 俺が言う!

2011/11/11 Fri. 11:05 [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。