今でも音楽は若者たちに大きな影響力を持っています。ところが、すごい影響力があるにもかかわらず、それを使いきれていません。お笑いタレントが悪いわけではありませんが、お笑いタレントが司会をしている番組を見ていると腹が立ってきます。お前ら、この偉大なアーティストにそんなくだらない質問をするな、とか、もっと勉強してから質問しろ、とか思ってしまいます。はっきり言って、音楽を愚弄しています。きっと番組制作者が“志”を持っていないのです。視聴率がどうしたこうしたとか、それは民放であるかぎり仕方がないことかもしれません。NHKだってそうなのですから……。もちろん視聴率を取ることは大切ですが、視聴率を取るためにジャニーズ系ばかり出したり、吉本系ばかりを使うという、そういう発想自体がいかがなものか、と思います。理念がないし、ましてや“志”なんか感じられません。
だからこそ、逆に“志”にこだわらなければならないのです。まず、理念、志があって、どういうアイディアで番組を作るかです。ただ売れればいいのか? 視聴率が取れればいいのか? 確かにビジネスにはなるけれども、やっぱり、それだけでは……。確かに売れている曲にもいい曲はたくさんあります。でも、売れていない曲にもいい曲はたくさんあるのです。それをいち早く紹介するのが本当の音楽番組です。テレビの音楽番組は、音楽が好きで“志”を持った人に作って欲しいものです。音楽をひとつのネタとしか考えられないような人には、音楽番組を作る資格などありません。音楽やアーティストに対するリスペクトの気持ちを持っていること、ここがポイントです。
介護というものに対してリスペクトの気持ちを持っていないからこそ、コムスンには“志”がないのです。“志”がないから金儲けに走って、結局、介護を食いものにしてしまうのです。介護、音楽、映画、小説など全てにおいて言えることです。その意味では、私たちもリスペクトの気持ちを持ち、志を決めてから事にあたることが大切です。コムスンはあなた自身でもあるのです。

