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生誕75周年、没後30周年、レコード・デビュー60周年! 江利チエミがこんなにすごい歌手だったとは知りませんでした。 

 江利チエミがこんなにすごい歌手だった、とは知りませんでした。もちろん美空ひばり、雪村いづみと共に〈三人娘〉と呼ばれ、歌手としてばかりではなく、映画、テレビ、舞台、ミュージカルでも活躍したということは知っていますし、1982年に45歳で悲劇の死をとげたときのショックは今でも鮮明に記憶しています。その意味では、美空ひばりに匹敵する国民的スターと言ってもいいでしょう。しかし、ひばりと比べるとチエミは実像が見えにくいのではないでしょうか? ひばりは「柔」「悲しい酒」「真っ赤な太陽」など数々のヒット曲を持つ誰もが認める〈歌謡曲の女王〉。一方、チエミはテレビ・ドラマ〈サザエさん〉で一世を風びしたためか女優、タレントとしての顔の方が強い。歌手としては「テネシー・ワルツ」のヒットはあるが、この歌がヒットしたのは私がまだ1歳のとき。当然記憶にないし、彼女のヒット曲として知っているのは唯一、74年に流行った「酒場にて」ぐらいです。正直に言って、チエミの歌手としての印象はこれまでその程度でした。しかし、それは大きな間違いだったのです。
 江利チエミ、生誕75周年、没後30周年、レコード・デビュー60周年を記念して発売されたCDボックス『江利チエミ メモリーズ・ボックス邦楽編』(各5枚組)、同時発売の新作編集アルバム『チエミ・プラス・ジャズ』を聴くと、彼女が“すごい歌手”であることがわかるからです。彼女は52年にキングレコードから「テネシー・ワルツ」でデビュー以来、独特なリズム感とグルーブ感、ソウルフルでハートフルなボーカルを駆使して、ジャズからラテン、ポップス、はては歌謡曲、演歌、民謡、抒情歌まで幅広いジャンルをレパートリーとしました。つまり、音楽的に幅が広いということですが、それだけではなく特にジャズ・シンガーとしては傑出した才能を持っていました。彼女が歌ったジャズ・ソングを1枚のアルバム『チエミ・プラス・ジャズ』にまとめたキングレコードの柏田圭一プロデューサーは言います。
「進駐軍相手に歌っていただけに、リズムで楽しませることができる。リズムでのグルーブ感、ノセ方、それまで彼女のような歌い方をする人はいなかったのではないか」
 彼女が作ったジャズ・アルバム6タイトルも復刻されました。美空ひばりと双璧をなす〈元祖・日本ポップスの歌姫〉江利チエミを正当に評価したいものです。
 そう思って、改めてアルバム『チエミ・プラス・ジャズ』を聴いてみました。収録曲は「テネシー・ワルツ」「セントルイス・ブルース」「スワニー」「ビギン・ザ・ビギン」「スターダスト」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などボーナス・トラックを含めて全26曲。当時の優秀なジャズメンを起用して、チエミの独特な歌唱法を生かしてジャズ・ボーカルに仕立てあげています。それにしても、今から50数年も前に、これだけすごいスウィング感で、ポピュラー・ソングをジャズふうに仕立てあげてしまった実力は並大抵ではありません。シンガー・江利チエミ、恐るべし、と言っていい。江利チエミを正当に評価するきっかけとなった『チエミ・プラス・ジャズ』は素晴らしい企画アルバムです。
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2012/05/14 Mon. 11:43 [edit]   TB: -- | CM: --

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