05« 2017 / 06 »07
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

--/--/-- --. --:-- [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

いい歌にめぐり逢えるかもしれないという“期待”と、いい歌を捜したいという“使命”は、音楽評論家にとって両輪です! 

 音楽評論家という仕事柄、メジャー、インディーズ、自主制作盤を問わずたくさんの音源が送られてきますが、その全てをできるだけ私は聴くようにしています。なぜならば、私が今求めている〈Age Free Music〉に出会えるかもしれないからです。
 こんな歌があったらいいのに、という基準が私には明確にあります。だからこそ、そんな歌に出会ったときは、自分が持っているメディアで紹介したいと思います。自分が共感できる歌を見つけたら、他人に紹介したい。そんな想いは学生時代から同じです。学生時代は友だちや知り合いに「これいいから聴いてみてよ」という“口コミ”でしたが、それがやがて音楽専門誌になり、週刊誌、新聞になり、そしてテレビやラジオになっていった、ということです。伝えるメディアこそ違いますが、自分がいいと思う歌をたくさんの人たちに知って欲しいと思う熱い“想い”は今でも変わりはありません。20歳から音楽評論を書き始めて40年間もやってこられたのは、いい歌にめぐり逢えるかもしれないという“期待”と、いい歌を捜したいという“使命”というふたつの両輪があったからかもしれません。正直言って、自分が期待していた以上の歌に出会ったときほどうれしいことはありません。その確立は低いと言わねばなりませんが、たくさんの音源の山からキラリと光る1曲を見つけたときは、やっていて良かった、と思います。そして、そんなことがあるからこそやめられないので、結果的に40年間も続けることができたのです。評論家冥利につきるとはこのことを言うのでしょう。
 今年に入ってからもたくさんの音源が送られてきましたが、そんな私の感性というアンテナに敏感にひっかかったのが〈Sam〉というアーティストの2枚組アルバム『CHAT BLUE』です。ある日、私の所にこのアルバムは送られてきました。インディーズなのでアーティスト情報などはほとんどありませんでした。しかも2枚組で30曲も収録されていたので、聴くのに「しんどいな」と思い、あまり乗り気はしませんでした。それはそうです。知らないアーティストの知らない曲を30曲も聴かなければならないということは拷問に近いからです。しかし、1曲目が流れてきた瞬間にそんな邪念は吹っ飛んでしまいました。こちらのハートが瞬時にして奪われてしまったのです。
 このアルバム、ジャズ、バラード、タンゴなどジャンルはわかりません。わからないというか、ひとつには決められないほど様々で、言うならばジャンル・フリー。加えて、Samのボーカルは自由自在に、なおかつ変幻自在にメロディーに乗って飛びかい、独特の世界観を作り上げているのです。Samのボーカルは、どんな曲にも、リズムにも、サウンドにも媚びないで、一本筋が通っています。アルバムを聴きこむにつれ、これは相当な実力者である、と私は思い始めました。そして全曲を聴き終えたときに、これはジャンル・フリー、キャリア・フリー、プロフィール・フリーであり、これぞ私が求めていた〈Age Free Music〉に違いないと確信していました。Samの歌は彼の生きざまに裏打ちされているので歌が生きています。生きているからこそBGMになることを拒否しているのです。歌とは本来そうあるべきなのです。6月リリースが楽しみなアルバムです。もちろん、CDができあがってきたらいち早くお聴かせしたいと思います。
スポンサーサイト

category: 俺が言う!

2012/05/16 Wed. 14:37 [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。