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すごい“掘り出し物”を見つけた。それはティーナ・カリーナの「あんた」です!  

 すごい“掘り出し物”を見つけたので紹介しましょう。ティーナ・カリーナの「あんた」という歌です。
 この歌の存在を私が知ったのはまったくの偶然でした。9月4日(火)の夜、私はレコード会社の人たちと飲んでいました。そこにNHK大阪の記者から電話があり、「今、関西の有線放送リクエストで1位になっている曲があります。遠距離恋愛を歌った関西弁の歌なのですが、なぜ関西弁の歌が受けているのかコメントをいただきたい」ということでした。しかし、この時点で私はこのアーティスト及び歌を知りませんでした。そこで「資料を取り寄せて聴いてからコメントをさせて下さい」ということになりました。
 ティーナ・カリーナは尋ねたところエピック・レコード所属だと言う。縁とは不思議なもので、そのとき飲んでいた人たちはデフスターレコーズで、レーベルこそ違うものの同じソニー・ミュージックエンタテインメント・グループで、しかも、最近までエピック・レコードに在籍していた、ということで、その場で音源及び紙資料を手配してもらいました。そんなこともあって翌々日の午前中に私はティーナ・カリーナの「あんた」を聴くことができた、というわけです。
 ティーナ・カリーナ――名前からイメージすると外国人アーティストという感じですが、彼女は大阪府池田市出身の生粋の関西人で、阪急百貨店梅田店で販売員をしていました。いうならば“デパ地下販売員”です。彼女は販売員をしながら音楽活動をしていましたが、25歳になったことを機に一念奮起してデモ・テープを作成。それが「あんた」という関西弁のラブソングでした。このデモ・テープを50本制作し、彼女はレコード会社、プロダクションなど音楽関係各所に手当たり次第に送りました。しかし、返事は来ませんでした。あきらめかけていた2011年5月中旬頃、彼女の元に1本の電話が入りました。Greeeenなどが所属している仙台を拠点とする音楽事務所“エドワードエンターテインメントグループ”からでした。なぜ遅れてしまったのか?東日本大震災のために彼女のデモ・テープは2か月遅れで着いたからです。こうして彼女は「あんた」を含む7曲入りミニ・アルバム「ティーナ・カリーナ」でエピック・レコードから9月12日にデビューしたのです。
 「あんた」はなぜ受けているのでしょうか?去年の震災以降、“故郷志向”が高まっています。故郷が突然なくなってしまったり、帰りたくても帰れない状況を見て、私たちは故郷のことを考えざるをえません。自然と故郷志向となり、家族、友だち、思い出など大切な人、大切なことを考えてしまいます。必然的に家族愛が生まれます。だから、大切な人を想うラブソングが今、求められているのです。そして、ここが大切なのですが、私たちの潜在下に眠っている“本音の本音”を素直に語ろうとすれば、それは子どもの頃から使い慣れた“方言”になってしまうということです。「あんた」も同じことです。「あんたがおれへんから…」この関西弁には、あなたが好きだ、という想いが凝縮されています。その意味では、ティーナ・カリーナの「あんた」はまさに時代が求めているラブソングなのです。そこには大切な人を大事にしようというメッセージが込められていて、それが私たちリスナーの潜在下の意識に訴えかけてきて、共感を呼ぶのです。
 そんな私のコメントが使われたティーナ・カリーナの紹介が、9月13日(木)にNHK総合テレビ全国ネット〈お元気ですか 日本列島!〉でオンエアされました。これを機に有線放送のリクエスト全国ランキングのベストテン入りをしました。「あんた」はこれから年末にかけての一押しラブソングです。
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category: 俺が言う!

2012/09/27 Thu. 11:45 [edit]   TB: -- | CM: --

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