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谷村新司がアーティスト活動40周年特別企画アルバム『NINE』発表!そして、日中の架け橋的ミュージシャンとして今後も活動を続けていく。「政治や経済が駄目になっても、最後の砦は文化だと思っている」。 

 谷村新司がアーティスト活動40周年特別企画として、スペシャル・コラボレーション・アルバム『NINE』を発売しました。アルバム・タイトルの『NINE』は野球チームの“ナイン”にちなんでいて、谷村の“音楽仲間達”という意味です。その“ナイン”とは、堀内孝雄、岩崎宏美、石井竜也、平原綾香、夏木マリ、押尾コータロー、加山雄三、一青窈、高見沢俊彦の9人。そして特別ゲストに天海祐希を迎えて、谷村にしかできない豪華な作品に仕上がっています。このアルバムを作ったきっかけを谷村はこう説明します。
 「去年の東日本大震災の後、故郷が被災した石井竜也さんが相談に来てくれて辛い胸の内を打ち明けてくれました。で、子どもたちを応援する歌を一緒に作ろうよって僕が言って、それで作ったのがこのアルバムの中に入っている『オリハルコン』という曲です。この曲を僕はケルト・アイリッシュのアイルランド系の音に作ったんですけど、石井さんの方はわりとプログレのロックふうな作りで、ひとつの曲でこんなに解釈が違ってやるのって面白いと思って…。だったら、40年間の縁のある人たちと1曲ずつ心をこめてコラボレーションできたら、と考えて、『一緒にやらない?』と声をかけ始めたんです」
 こうして生まれたのが堀内孝雄とのデュエット曲「スウィーツ」です。
 「まず僕にとっては音楽の初恋の人とも言える堀内孝雄。2人が曲を作る時はいつもアリスの曲を作っていたんだけど、お互いがソロになってからは40年にして初めて。お互いの40年間に“ありがとう”っていう想いをこめて、堀内孝雄と谷村新司で作りました」
 岩崎宏美とは、美容院で一緒になった時に「私って谷村さんに曲書いてもらっていないのよね」と言われて、「えっ、書いてなかったっけ? じゃ、今度書くから一緒に歌おうよ」と言って、彼女が歌うのをイメージして書いたのが「ラストローズ(名残のバラ)」という曲。このように10人のアーティストは谷村にとってかけがえのない存在の人たちばかり。だからこそ“ナイン”(音楽仲間達)なのです。アリスで“ナンバーワン”をきわめた谷村新司はソロ・アーティストとして“オンリーワン”の世界を確立。そして今、素敵な音楽仲間(ナイン)と共に〈チームTANIMURA〉を結成して「和を似て貴しとなす」を実践しているようです。
 和を尊ぶ谷村だけに悪化した日中関係には胸を痛めてはいますが、悲観はしていません。
 「国と国とが本気でケンカしてこなかった。しかし、今回何を言ったら相手が傷つくか、何を言われたら心が痛むのか、がわかるようになった。ケンカは仲直りするためのきっかけでもあるんです。その意味では対話が大切です」
 1981年にアリスのメンバーとして北京で単独公演をして以来、彼は日中の架け橋的ミュージシャンとして活動を続けています。だからこそ、「政治や経済が駄目になっても、最後の砦は文化だと思っている」という谷村の言葉は重いのです。
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2012/10/23 Tue. 11:14 [edit]   TB: -- | CM: --

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