10« 2017 / 11 »12
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

40周年、30周年、20周年とアニバーサリー・イヤーを迎えるアーティストが今年多いのは、たまたま偶然ではなく“必然”なのです。デビュー年は〈ミュージック・レボリューション・イヤー〉です! 

 今年は〈デビュー何周年〉と銘打って、CD&DVD BOXやベスト盤を出すアーティストが多いようです。
 たとえば25周年では工藤静香がCD BOXを、森高千里が初の3枚組45曲入りコンプリート・シングル・コレクションを、30周年ではBOØWYが幻のライブ映像のDVD化を、35周年では山下達郎が4枚組のオールタイム・ベスト・アルバムを、そして40周年を迎えたユーミンこと松任谷由実は、CD3枚組に特典DVDが付いたユーミン史上究極のベスト・アルバムをリリースします。こうながめますと、今年、アニバーサリー・イヤーを迎えるアーティストがたまたま多いように思われますが、それは違います。これはたまたま多いのではなく、音楽史の流れにおいて、40周年を迎えるアーティストがデビューした〈1972年〉あたりで、音楽の流れが変わるのです。72年は、吉田拓郎が「結婚しようよ」「旅の宿」を大ヒットさせたことがきっかけで〈フォーク・ブーム〉が起こった記念すべき年なのです。つまり、フォーク・ムーブメントの中から新しいアーティストが誕生したということであり、その代表格がユーミンと言っていいでしょう。
 同じように、35周年では〈1975年〉あたりが音楽の流れの潮目になっています。つまり、フォークからニューミュージックへ、という流れがあり、ポップ・センスを備えた〈ニューミュージック〉が生まれたのが〈75年〉で、そんなアーティストの代表格が山下達郎率いるシュガー・ベイブだったのです。
 30周年といえば〈1982年〉ですが、ここも大きな変化の年です。70年代前半のフォーク、70年代後半のニューミュージックが、80年代になると佐野元春の登場により、よりポップ化して、さらにロック色を強くしていきます。そんな流れのトップランナーがBOØWYだったのです。BOØWYのブレイクによって、80年代後半には〈バンド・ブーム〉が到来します。 25周年にあたる1987年は工藤静香、森高千里に代表される新しいタイプのアーティストが生まれます。それまでのアイドル要素にロック色が加わり、それが後の〈J‐ポップ〉につながっていくのです。
 このように、アニバーサリー・イヤーを迎えるアーティストが今年多いのは、たまたま偶然ではなくて“必然”なのです。もっと言えば、今年50周年を迎えるアーティストも多いのです。50年前といえば1962年ですが、この年にデビューしたのは、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、そしてボブ・ディランです。音楽界の3大巨頭がそろって50周年を迎えたということは、〈1962年〉こそが、〈ミュージック・レボリューション・イヤー〉だったのです。それ以来、音楽シーンは10年ごとに大きな節目を迎えている、と言っても過言ではないでしょう。ちなみに20周年は〈1992年〉、小室系に代表されるダンス・ミュージックが台頭しましたし、10周年は〈2002年〉、こちらはヒップポップでしょうか。とすれば、2012年、今年は何か新しい流れが起こる変革期です。まだ目に見えていませんが、氷山の隠れた部分には必ず何かがひそんでいるのです。それこそが時代を担うスーパー・アーティストではないでしょうか?
スポンサーサイト

category: 俺が言う!

2012/11/27 Tue. 10:39 [edit]   TB: -- | CM: --

go page top