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〈熟恋歌の新星〉広瀬倫子の「償いの日々~愛していると言われたことがない~」、 〈熟恋歌の貴公子〉川上大輔の「ベサメムーチョ」に注目! 

 数多いラブソングの中で特に成熟した大人同士の濃密な愛を描いたラブソングを〈熟恋歌〉と私は呼んでいます。「魅せられて」のジュディ・オング、「愛のままで…」の秋元順子、「夜明けのスキャット」の由紀さおり、「また君に恋してる」の坂本冬美を〈熟恋歌の女王〉とするならば、〈熟恋歌の新星〉は「償いの日々~愛していると言われたことがない~」でデビューした広瀬倫子、〈熟恋歌の貴公子〉は「ベサメムーチョ」でデビューした川上大輔と言っていいでしょう。
 広瀬倫子は今、年齢不詳の“妙齢の美人歌手”として話題を呼んでいます。往年の小林麻美や門あさ美をほうふつさせるアーティスト写真がたくさんの大人の男たちを虜にしているからです。そんな彼女が純情に歌う“不倫ソング”「償いの日々」のサビのフレーズの殺し文句「愛していると言われたことがない」は瞬時にして男の心を鷲づかみにしてしまう不思議な魔力を持っています。「愛している」と百万編を費やしても伝えきれない“言葉以上の愛”があります。どんなに愛し合っても埋められない心のすきまを満たすことができるのは、言葉ではなく純粋に相手をいとおしく思う“純愛”です。衝撃的なフレーズ「愛していると言われたことがない」と愛する女性に言わしめる“言葉以上の愛”をささげる男性を大人の女性は求めているのです。その意味で、「償いの日々」は現実の軽薄な恋愛状況に一石を投じる〈不倫純愛ソング〉です。
 官能的な歌声と端正な容姿で〈ビジュアル歌謡の新星〉とも〈和流スターの本命〉とも言われて注目されている川上大輔。彼のデビュー曲「ベサメムーチョ」は桂銀淑の往年のヒット曲のカバーですが、一度聴いただけでは男性とも女性ともわからない不思議さがあります。つまり、彼の魅力は男性ボーカルとも女性ボーカルとも、聴き方によってどちらにもとれるということ。聴き手の気分によって、男性ボーカルとも女性ボーカルともとれる唯一無二の彼の独創的なボーカルを、私は〈リバーシブル・ボイス〉と名づけています。
 いずれにしても、彼の〈リバーシブル・ボイス〉のインパクトは、かつての三善英史、堀江淳、もんたよしのり、GAOに優るとも劣らないものがあります。だからこそ、山野楽器銀座本店の〈演歌・歌謡曲シングル・チャート〉で1位にランクインしたのでしょう。
 〈熟恋歌〉の“女王”と“新星”と“貴公子”が揃った大人のラブソング〈熟恋歌〉は時代が必要としている〈大人の音楽〉です。最後に、〈大人の愛〉とは許されないからこそ禁断の蜜の味がするということでしょう。若い恋愛が願望とするならば、大人の愛はジェラシーです。どんなに愛し合っても、私はあなたにはなれないし、あなたは私にはなれない。だから愛すればジェラシーを感じてしまうのです。そんなジェラシーを埋めるためには、哀しいくらいひたむきに愛を紡ぐしかないのです。離れたくないから時を超えて悲しみまでをも共有してしまう。そんな大人の愛を表現している素晴らしい歌を、”大人のラブソング”〈熟恋歌〉と私は呼んでいます。その意味で「償いの日々~愛していると言われたことがない~/広瀬倫子」「ベサメムーチョ/川上大輔」の2曲を高く評価しているのです。
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category: 俺が言う!

2013/03/12 Tue. 18:07 [edit]   TB: -- | CM: --

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