05« 2017 / 06 »07
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

--/--/-- --. --:-- [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

リン・ユーチュンの“油絵”唱法は日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずです!  

 カバー曲を“絵”にたとえるならば、選曲された“オリジナル楽曲”は“デッサン画”と言っていいでしょう。そして、その“デッサン画”にどんな方法でどんな色をつけていくのかがアーティストのセンスということになります。つまり、“デッサン画”をベースにして、“水彩画”にするのか、それとも“油絵”にするのか、はたまた“抽象画”にしてしまうのか?ということが問われるという訳です。
 カバー・アルバムでこれまでに最も売れたのは累系売り上げが約500万枚を超える徳永英明の「VOCALIST」シリーズです。なぜ売れたのか?それは徳永が万人受けするように誰もがわかる“日本画”にして歌ったからです。ここに徹したことが彼のオリジナリティーとなったのです。
 今年もたくさんのカバー・アルバムがリリースされましたが、そんな中で話題を呼び、よく売れているのがクリス・ハートの「Heart Song」です。なぜ受けたのか?それはクリス・ハートが、外国人が憧れる理想の日本人像並びに日本の風景をイメージして歌ったことによって、最も日本らしい“水彩画”による“日本画”ができあがったからです。私たち日本人がいつの間にか喪失してしまった“心の故郷”が、外国人であるクリス・ハートによって再現されたのです。だからこそ、クリス・ハートの歌に、私たちの内なる“日本人の心”が共鳴したのです。
 一方、リン・ユーチュンのデビュー・アルバム「Ballad Show」は同じカバーながら、徳永英明、クリス・ハートとは対極を打ち出しています。彼独自の手法で“油絵”にしてしまっているのです。つまり、オリジナル楽曲の良さを踏襲しつつ、独特の歌唱法で濃淡をつけてデフォルメ化することで、原曲の良さをさらに引き出しているのです。デフォルメ化するということは原曲の魅力をわかり易く誇張して劇画化するということ。
 「この曲はこんなふうに歌ってくれたらいいな」とか「この曲はこんな感じで歌うべきだ」とか、「この曲はこうあって欲しい」という私の〈理想の歌〉を誰もが持っています。この〈理想の歌〉という“心の琴線”に触れた歌に出会ったとき、私たちは「この歌が好き」と感じるのです。「この曲はこう歌うべきだ」そんな私たちの“熱い想い”を見事に表現しているのがリン・ユーチュンだと言っていいでしょう。いい曲、イコール、いい歌ではありません。いい曲はそれにふさわしい歌い手に歌われて初めて“いい歌”に昇華され、たくさんの人々に支持されるのです。その意味では、紛れもなく原曲の魅力を劇画化してわかり易く誇張したリン・ユーチュンの“油絵”唱法によるアルバム「Ballad Show」は私たち日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずです。
 カバー・ブームは第2期に入りました。正直に言って、日本人アーティストによるカバーはもうやりつくしてしまいました。となると、歌い手を〈日本人歌手〉から〈外国人歌手〉に代えて、新たな技を競うしかありません。外国人による“水彩画”がクリス・ハート、外国人による“油絵”がリン・ユーチュンなら、外国人による〈日本画〉、外国人による〈抽象画〉があっても不思議ではありません。今、外国人によるカラオケ・バトルがテレビで花咲かりです。そんな中から、第2のクリス・ハート、リン・ユーチュンがきっと生まれてくるはずです。私はそう確信しています。

スポンサーサイト

category: 俺が言う!

2013/12/09 Mon. 10:17 [edit]   TB: -- | CM: --

go page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。