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今回の推薦盤はリン・ユーチュン、BENI、露崎春女、宇都美慶子の4枚です! 

 今月もたくさんのアルバムを聴きました。そんな中から「これは…」と私の心のアンテナにひっかかったアルバムを紹介したいと思います。
 アルバムを聴くとき、こんなアルバムがあったらいいなと想像しながら、期待しています。正直に言って、なかなかぴんとくるのは少ないですが、「これは…」と思えたときのうれしさ、これに勝るものはありません。私のセレクトしたアルバムが皆さんのガイドになれば幸せです。今月は4枚のアルバムを紹介しましょう。それぞれに味があって、何かを私たちに残してくれるはずです。

リン・ユーチュン/Ballad Show
 「この曲はこんな感じで歌うべきだ」とか私の〈理想の歌〉を誰もが持っています。この〈理想の歌〉という心の琴線に触れた歌に出会ったとき、私たちは「この歌が好き」と感じるのです。「この曲はこう歌うべきだ」そんな私たちの“熱い想い”を見事に表現しているのがリン・ユーチュンです。カバー・ブームは第2期に入り、日本人アーティストによるカバーはもはややりつくしてしまいました。となると歌い手を〈日本人歌手〉から〈外国人歌手〉に代えて新たな技を競うしかありません。クリス・ハートに次ぐ“ホープ”はリン・ユーチュンです。

BENI/COVERS・3
 カバー曲を“絵”にたとえるならば、選曲された“オリジナル楽曲”は“デッサン画”と言っていいでしょう。そして、そのデッサン画にどんな方法でどんな色をつけていくのかがアーティストのセンスということになります。つまり、デッサン画をベースにして“水彩画”にするのか、それとも“油絵”にするのか、はたまた“抽象画”にしてしまうのか?ということが問われているという訳です。カバーアルバム・シリーズを最も売った徳永英明は万人受けする“日本画”にしましたが、BENIは本来なら“日本画”にすべきところを反転して“洋画”にしました。そこが新鮮なところです。

露崎春女/Love Naturally
 いい曲、イコール、いい歌ではない。いい曲はそれにふさわしい歌い手に歌われて初めて“いい歌”となってたくさんの人たちのハートを奪うのだ、というのが私の持論ですが、裏を返せば、どんなに素晴らしい歌い手であったとしても、その人にふさわしい“いい曲”に出会わなければ、その歌の良さは生かされないということです。そんな観点に立ってみると、このアルバムは、どちらの条件も満たしているようです。露崎という素晴らしい歌い手は“いい曲”にめぐり逢い、逆に“いい曲”は露崎というすごい“歌い手”にめぐり逢ったからです。

宇都美慶子/Simple Life
 宇都美慶子の「Our Generation」以来、5年8ヵ月ぶりのオリジナル・アルバムです。なぜこんなにブランクができてしまったかといいますと結婚8年目にして待望の赤ちゃんを授かったのですが、切迫流産のため、母子共に助かる確率が0.2パーセントでした。しかし、喜びもつかの間、喉に腫瘍が発覚しメスを入れたために歌手生命のピンチにみまわれることになります。つまり、彼女は“命”と対峙しながら生きることを余儀なくされてしまったのです。そんなきびしい現実の中で彼女が何を考え生きてきたのか?その答えはこのアルバムの中にあるのです。
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category: 俺が言う!

2014/03/14 Fri. 11:08 [edit]   TB: -- | CM: --

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