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ライブハウスが音楽を変える! 

 音楽評論家という仕事柄、私はほとんど毎日のように、ライブやコンサートを見ています。そんななかで、最近気づいたことは、Zeep Tokyoに行く回数が増えている、ということです。都内にはたくさんのコンサート・ホールやライブハウスがありますが、Zeep Tokyoに行く機会がなぜ多いんでしょうか?
 Zepp Tokyo は臨海副都心の名所、パレットタウンにあります。キャパシティは2709人。その特徴は、ライブハウス形式のホール。つまり、ライブハウスのよさとコンサート・ホールのよさの両方をあわせ持っているということです。オープンは1999年。臨海副都心という話題のスポットということもあって、あっという間に“人気”を博してしまいました。きっと時代は、Zepp Tokyoのような“ライブハウス形式”のホールを求めているんだと思います。
 バンド・ブーム以降、90年代以降のミュージック・シーンの主流はロックです。ロック・コンサートの形態は、それまで主流だったフォークやニューミュージックとは異なっていました。フォークやニューミュージックは、椅子に座って静かに聴くのに対して、ロックのほうはスタンディングで、聴くというより全身でノル、という楽しみ方です。ライブのノリを大切にし、ミュージシャンと一緒に熱くなり、踊ったり、飛び跳ねたり、激しくなるとダイブしたり…みんなでもみくちゃになって、ミュージシャンや音を近くに感じる“一体感”を好む傾向にあるようです。つまりロックが主流になることで、ライブやコンサートの楽しみ方が変わったんです。
 オールスタンディングのロック・コンサートにふさわしい場所はライブハウスです。ライブハウスは全国各地にたくさんありますが、難点もあります。それはキャパシティが500人以下と少ないことです。そのために、人気が出始めたバンドは定員オーバーでできなくなってしまうんです。かといって、1000人から2000人収容の通常のコンサート・ホールでは、オールスタンディングのライブはふさわしくありません。だからこそ、中ホール並みのキャパシティを持つライブハウスが求められていたんです。
 そんな時代の欲求に応えて作られたのが、キャパシティ1418人の赤坂BLITZなのです。赤坂BLITZは通常のコンサート・ホールと違って、PAや照明の設備を独自に持っているため、出演者は楽器を持ち込むだけで質の高いステージ作りができるのがメリットです。さらに出演者と観客の一体感を重視した場内設計が充実しています。赤坂BLITZの成功で、札幌、東京、大阪、福岡のZeepチェーンを初め、渋谷AX、大阪BIG CATなどの“大型ライブハウス”がもてはやされています。
 大型ライブハウスができたことで、コンサート・ツアーがやりやすくなり、結果的にミュージック・シーンは活性化されているのです。ライブハウス形式のホールが作られたことのメリットは大きいと思います。デビューしてまずは小さなライブハウスで腕を磨き、実力と人気がついたらひとまわり大きいZeep Tokyoにチャレンジして、そしてジャンプするために“ロックの殿堂”武道館で勝負、という“サクセス・ストーリー”ができあがりました。これは“夢”を実現したいと思っているミュージシャンにとってはいいことです。目標に向かって突き進むことができるからです。
 ロックを主流としてJ・ポップ隆盛の裏には、ライブハウス形式のホールの普及があります。ということは、ライブハウスによって音楽が進化して、活性化し成長するということです。オールスタンディングのライブは若い人たちにとっては最適です。しかし、ゆったりとした雰囲気で大人の歌を聴きたいと思っている人たちにとっては、残念ながら、そんな小屋はまだ多くありません。願わくば、大人が鑑賞できる小屋もほしいものです。
 かつてのフォーク、ニューミュージックのアーティストたち、エイジフリー・アーティストたちが今、頑張っています。だからこそ、彼らの歌をじっくり聴けるようなライブハウスが必要とされています。そんな中、STB139が5月でクローズしてしまうのは残念なかぎりです。大人向けのライブハウス、それができれば、Zeep Tokyoに代表される若者向けのライブハウスと大人向けのライブハウスが共存して、若者も大人も同じように音楽を楽しむことができるようになり、日本の音楽シーンはもっと豊かになるだろう、と私は思います。
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category: 俺が言う!

2014/06/12 Thu. 10:52 [edit]   TB: -- | CM: --

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