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今回の推薦盤は海援隊、一青窈、由紀さおり、安倍なつみの4枚です! 

 今回もたくさんのアルバムを聴きました。そんな中から「これは…」と私の心のアンテナにひっかかったアルバムを紹介したいと思います。アルバムを聴くとき、こんなアルバムがあったらいいなと想像しながら、期待しています。正直に言って、なかなかぴんとくるのは少ないですが、「これは…」と思えたときのうれしさ、これに勝るものはありません。私のセレクトしたアルバムが皆さんのガイドになれば幸せです。今回も4枚のアルバムを紹介しましょう。それぞれに味があって、何かを私たちに残してくれるはずです。
海援隊/去華就実~花散りて次に葉茂り実をむすぶ~

 ベスト・アルバムでごまかしておけばいいものを、海援隊はあえて13年ぶりのオリジナル・アルバムに挑戦しました。なぜでしょうか?“思い出”になりたくないからです。彼らの代表曲「贈る言葉」は思い出の名曲フォークと高い評価を得ていますが、彼らが今やりたいのは、今の年齢でしかできない“今の歌”なのです。いわば寄る年波を堂々と歌うということです。武田鉄矢、中牟田俊男が共に65歳、千葉和臣が62歳。このアルバムには60歳を過ぎた男の本音が凝縮されています。私は今63歳ですが、聴いていて思うことは、これぞまさに「俺のフォーク」そのものだ、ということです。


一青窈/私重奏

 カバー・アルバム「歌窈曲」にチャレンジしたことで彼女はひとまわり成長したようです。なぜかというと、彼女は昭和歌謡を歌うときに「女優みたいな気分で歌った」からです。作詞家が描いた非現実的な世界が彼女の“女優”としての一面を強く引き出したのです。それまで眠っていた“女優”としての側面が生まれたことで続くオリジナル・アルバム「一青十色(ひとといろ)」はそれまで以上に歌がさらに色濃くなり説得力が増しました。「一青十色」から2年半ぶりのオリジナル・アルバム「私重奏」はさらに進化を遂げて濃淡のある“油絵”になったようです。



由紀さおり/VOICE

 アルバムのテーマは「45年歌ってきて、今の自分を等身大に表現するアルバムを作りたい」(由紀さおり)ということ。そのために1960年代から70年代の歌謡曲から厳選した名曲(「恋のバカンス」「別れの朝」「街の灯り」など)12曲を“等身大”の彼女がシンガーとして“ベスト”に表現することにチャレンジしています。歌は生きものです。歌い手はその日によって体調も違えば精神状態も異なっています。ということは、その日によって歌は違ってくるということ。そんな中でベストテイクをどう録るか?それがプロの器量で、彼女は群を抜いている、ということです。



安倍なつみ/光へ―classical&crossover―

 成果はどうあれ安倍なつみの勇気あるチャレンジには拍手を贈りたい。国民的アイドル・グループ“モーニング娘。”のメンバーとして一世を風靡したアイドルが、“モーニング娘。”卒業から10年目を経て大きく進化しようとしています。いうならばアイドルからアーティストへの進化です。しかも彼女がめざしているのは、サラ・ブライトマンなどで知られる〈クラシカル・クロスオーバー〉の世界。クラシック、ミュージカルの素養がなければ難しいが、彼女は一から始めて現在は途上ですが、その意気や良し。モーニング娘。魂に期待したい、と思います。
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category: 俺が言う!

2014/12/15 Mon. 18:31 [edit]   TB: -- | CM: --

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