同じように優秀でない人間にも2通りのタイプがあります。ひとつは優秀ではないができる人。もうひとつは優秀ではなくて、なおかつできない人。
それぞれどんな特徴があるかというと、大まかに言うと以下の通りです。
優秀で、なおかつできる人は、現状分析が鋭くて、今何をなすべきなのかという“戦略”を立てられる明晰な頭脳を持ち、なおかつ、その戦略を具現化できる実行力を持っているのが特徴です。
一方、優秀だが、できない人は、戦略という青写真は描けるのだが、実行力が伴なわないのが特徴です。つまり、口ばかりというタイプです。
現実には後者のタイプ〈優秀だが、できない人〉が多いから困ったものです。さしずめ官僚的と言ったらいいでしょうか。頭はいいので戦略は立てられるのですが、実行力がないので、すぐにあきらめてしまうのが玉に傷です。正直なところ、こういうタイプは“言い訳”が上手いのが特徴です。このあたりをしっかりと把握して付き合っていないと、結局のところフタを開けたら何も始まらなかった、ということになります。
優秀だが、できない人には、優秀ではないができる人を付けることも考えられます。お互いの長所を相乗効果にさせて一人前にする、ということです。優秀な人とできる人をコラボレーションさせることによって、お互いを補完させるという訳ですが、このコラボがより現実的と言っていいでしょう。
優秀な人はえてして戦略を立てることにたけてはいるが、汗をかいてまでやり通すという実行力に欠けています。逆に、できる人は体育会的な前に突き進むパワーはあるが、戦略を立てることが苦手なために、つい空回りに終わってしまう傾向があります。だからこそ、お互いの長所を生かすことができさえすれば、優秀で、なおかつできる人になれる、ということです。
はっきり言って、会議ばかりをしていても始まりません。会議で戦略を立てたら、その青写真に沿って実行していくことが重要です。この実行部隊がきちんとしていないと、全ての戦略は絵に描いた餅になってしまいます。そうならないためには、戦略を立てたらそれを100パーセント実践する実行力が大切です。そして初めて“結果”が出せるのです。優秀なだけでは何も生み出せません。優秀で、なおかつできる人が今、求められているのです。

