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5枚組CD・BOX「大人の歌謡曲」が売れているのは、大人のマーケットのニーズを的確につかんだからです! 

 「大人の歌謡曲~心ときめく青春ヒット曲集~」(ユニバーサルミュージック)が、5枚組CD・BOX(90曲収録)で定価1万800円と高額にもかかわらず、3万セット、3億円以上という驚異的な売り上げを記録しています。通販専用商品なので深夜帯を中心にしたBSテレビ・ショッピング番組〈音楽のある風景〉で見た人も多いことでしょう。それにしても5000セットも売れれば成功の今、なぜ「大人の歌謡曲」だけが特に売れているのでしょうか?
 ユニバーサルミュージック・セールスマーケティング開発本部の日髙治彦本部長はヒットのツボをこう分析しています。
 「団塊の世代(66歳から68歳)を核にして60代を中心に、70代、そして50代の人たちが購入されています。彼らが青春時代に聴いた昭和歌謡の名曲をはじめとして、フォーク、ポップスの定番が収録されているので、ノスタルジーを喚起させるのではないでしょうか?その意味では“選曲の妙”がポイントです」
 手前みそで恐縮ですが、監修者として選曲を担当した私が最もこだわったことは、歌は生きているので今の私が聴いても歌ってもピンとくる曲をセレクトするということ。具体的には、堺正章なら「さらば恋人」ではなく、あえて「街の灯り」を選び、伊東ゆかりも「小指の思い出」をはずして「恋のしずく」にしてみました。また1アーティスト・1曲厳選にしたので選曲には妥協が許されないので、収録された90曲は誰もが知っているアーティストの「これしかない」という究極の1曲となったというわけです。
 「こだわりの選曲が独特のカラーを生み、結果的に大人のマーケットのニーズを的確につかんだということか」(日髙氏)
 アルバム・チャートには載らない通販商品からヒット・アルバムが生まれたことにCD不況を打破するヒントがありそうです。拙著「『大人の歌謡曲』公式ガイドブック」(言視舎刊)は全収録曲の魅力を徹底分析。読んでからCDを聴くと楽しさが倍増のはずです。
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category: 俺が言う!

2015/05/11 Mon. 16:02 [edit]   TB: -- | CM: --

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