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藤田恵美が演歌に挑戦。なぜ? 

 有線放送(キャンシステム)に〈お問い合わせチャート〉があります。このチャートの〈演歌〉部門で、2014年12月度&2015年1月度と2カ月連続で1位を獲得したのが、藤田恵美のニューシングル「飲んじゃって…」です。初めて聴いた時に気になる曲があります。「誰の歌だろうか?」と。そんなリスナーの問い合わせを集計したのが〈お問い合わせチャート〉です。つまり今、最も気になる曲というわけです。
 藤田恵美の「飲んじゃって…」はなぜ有線放送で根強い人気があるのでしょうか?それは〈演歌・歌謡曲〉でもない、大人受けのする大人のラブソング“熟恋歌”だからです。演歌のようにコブシが利いていてベタでもないし、かといってJポップのようにさらりでもない。いわば、その中間という感じですが、そのあたりに〈演歌・歌謡曲〉ファンも〈Jポップ〉ファンもともに新しい魅力を感じているようです。いうならば、演歌のコブシを封印したことで新しい魅力を引き出した坂本冬美の「また君に恋してる」のように……。
 藤田は演歌・歌謡曲も歌えるのかと思っている人も多いと思いますが、実は彼女は中学1年の時に演歌歌手としてデビューした経験を持っています。ル・クプルで再デビューしてからはコブシを封印していましたが、39年ぶりにその封印を解いたのです。
 「ル・クプル以降は、自分の存在をあまり感じさせないように、歌の中にリスナーの方がふっと入ってくれるような歌い方をしていましたが、今回はコブシを入れて逆にしてみました」(藤田恵美談)
 その結果、歌に濃淡と陰影が出て酒場の似合う大人の歌が生まれたのです。ニューアルバム「盛り場 海峡」では「酒場にて/江利チエミ」「東京ブルース/西田佐知子」など演歌・歌謡曲の名曲カバーにチャレンジ。実はお酒はあまり飲めないという藤田。そんな彼女が酒場の女性を演じるからこそ醸し出される色香が新鮮なのです。
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2015/07/16 Thu. 15:57 [edit]   TB: -- | CM: --

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