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今回の推薦盤は藤田恵美、井手麻理子、森山良子、谷村新司の4枚です! 

 今回もたくさんのアルバムを聴きました。そんな中から「これは…」と私の心のアンテナにひっかかったアルバムを紹介したいと思います。アルバムを聴くとき、こんなアルバムがあったらいいなと想像しながら、期待しています。正直に言って、なかなかぴんとくるのは少ないのですが、「これは…」と思えたときのうれしさ、これに勝るものはありません。私のセレクトしたアルバムが皆さんのガイドになれば幸せです。今回も4枚のアルバムを紹介しましょう。それぞれに味があって、何かを私たちに残してくれるはずです。
藤田恵美/盛り場 海峡

 藤田恵美は演歌・歌謡曲も歌えるのかと思っている人も多いと思いますが、実は彼女は中学1年の時に演歌歌手としてデビューした経験を持っています。ル・クプルで再デビューしてからはコブシを封印していましたが39年ぶりにその封印を解いたのです。その結果、歌に濃淡と陰影が出て酒場の似合う大人の歌が生まれたのです。このアルバムでは「酒場にて/江利チエミ」「東京ブルース/西田佐知子」など演歌・歌謡曲の名曲カバーにチャレンジ。実はお酒はあまり飲めないという彼女ですが、そんな彼女が酒場の女性を演じるからこそ醸し出される色香が新鮮なのです。

井手麻理子/MARIKO SINGS CHEMI ERI

 江利チエミは1952年にキングレコードから「テネシー・ワルツ」でデビュー以来、独特なリズム感とグルーブ感、ソウルフルでハートフルなボーカルを駆使して、ジャズからラテン、ポップス、果ては歌謡曲、演歌、民謡、抒情歌まで幅広いジャンルをレパートリーとしました。特にジャズ・シンガーとしては傑出した才能を持っていました。そんな江利を昔から好きだったという井手は、このアルバムで江利の気持ちをしっかりと受け継いでいるので、江利がかつてそうであったように、井手も単なるカバーではないオリジナルな領域にまで歌を昇華させているのです。

森山良子/フォークソングの時代

 去年のあるコンサートの出来事でした。「信じあうよろこびを大切にしよう」という、歯が浮くような歌詞が恥ずかしくて避けてきた「今日の日はさようなら」を、コンサートのラストに歌ってみました。すると観客から大きな合唱が返ってきました。涙がこぼれて歌えなくなるほど感動した、と森山良子は言います。「フォークを遠ざけようと思っていたけれど、喜んでくれるお客さんを見て、あらためてフォークならではの共有感っていいなと思いました」。そんな彼女の熱い“想い”が込められたのがこのアルバムで、彼女の想いが強いメッセージになっているのです。


谷村新司/NIHON〜ハレバレ〜

 話は28年程前の1987年に遡ります。谷村新司は熱く語りました。「俺はオンリー・ワンになろうと思っている。そのためにこれからの3年間で3枚のアルバムを作ろうと思っている。ロンドン、パリ、ウィーンで各1枚ずつ。いうならヨーロッパ3部作だ」。アリスでナンバー・ワンを取った男がソロ・アーティストでオンリー・ワンをめざすという宣言でした。3部作の完成以来、ナンバー・ワンからオンリー・ワンへ 、谷村は独自の道を歩み続けています。構想12年、5年ぶりのこのオリジナル・アルバムは、谷村にしか表現できないまさに「美しい日本の歌」です。
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category: 俺が言う!

2015/07/16 Thu. 16:04 [edit]   TB: -- | CM: --

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