05« 2017 / 06 »07
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

今回の推薦盤は稲垣潤一、やなわらばー、由紀さおり、スーパーベルズの4枚です! 

 今回もたくさんのアルバムを聴きました。そんな中から「これは…」と私の心のアンテナにひっかかったアルバムを紹介したいと思います。アルバムを聴くとき、こんなアルバムがあったらいいなと想像しながら、期待しています。正直に言って、なかなかぴんとくるのは少ないのですが、「これは…」と思えたときのうれしさ、これに勝るものはありません。私のセレクトしたアルバムが皆さんのガイドになれば幸せです。今回も4枚のアルバムを紹介しましょう。それぞれに味があって、何かを私たちに残してくれるはずです。
稲垣潤一/男と女5 ―TWO HEARTS TWO VOICES―

 稲垣潤一の人気シリーズ「男と女」の新作が2年ぶりにリリースされました。このシリーズのコンセプトは、女性が歌ってヒットしたナンバーをデュエット仕様にリメークして女性ボーカリストとデュエットで歌う、ということ。とはいえ、カバーで取り上げるオリジナル曲はもともとソロ曲なので、それをデュエット仕様にするにはアレンジが大変な作業となります。男性と女性とではキーが違うので転調を含めて複雑な作業が必要となりますが、その作業を克服したからこそ彼ならではのオリジナルな世界を確立して高い評価を得たのです。まさに“匠の技”です。

やなわらばー/Windfall

前作「緑唄~フォークソングとやなわらばー~」ではフォークソングの名曲カバーに挑戦しましたが、今回は伊勢正三にプロデュースを託してのオリジナルにチャレンジ。伊勢といえば元かぐや姫のメンバーであり、「なごり雪」「22才の別れ」の作者として知られるフォーク界のレジェンドですが、伊勢の描く世界観とやなわらばーの繊細で優しくも切なげな歌声がコラボレートすると、ほど良い化学反応が起きて新しい地平が切り開かれたようです。変わりゆく自分や街、二人の関係を切なげに歌った「渋谷川」など新しい“フォークの世界”を堪能あれ!

由紀さおり/VOICEⅡ

 カバー・アルバム・ブームですが、原曲の良さを生かしつつ“自分の歌”にまで昇華している作品は数少ないようです。そんな数少ない作品の中のひとつがこのアルバムと言っていいでしょう。特に選曲が絶妙で、「ラストダンスは私に/越路吹雪」では坂本冬美と、「知りたくないの/菅原洋一」では平原綾香とデュエットしていて、このコラボレーションが見事な化学反応を起こしています。全体的に由紀さおりの声、つまり〈VOICE〉を生かす構成となっていて、まさに「VOICE」というアルバム・タイトルにふさわしい内容となっています。これぞプロの技です。

スーパーベルズ/モーターマン時刻表

 モーターマン・シリーズの最新作で、今回はJTB時刻表とのコラボレーションになっておりマニアック度は充分です。しかし、実は鉄道知識のない人をも引き込んでしまう魅力がすごいところなのです。他人に興味を抱かせるには“熱意”が必要です。中途半端では他人の興味を引くことはできません。このアルバムにはその“熱意”があるのです。振り切ったマニアック度が、逆に鉄道知識のない人たちに興味を抱かせるのです。鉄道の世界にはまるきっかけ、入り口になる作品だと言っていいでしょう。このアルバムを聴きながら遠い思い出に浸るのも乙なものです。
スポンサーサイト

category: 俺が言う!

2015/12/01 Tue. 15:57 [edit]   TB: -- | CM: --

go page top