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「こんなに面白いクラシック系コンサートは見たことがありません」葉加瀬太郎コンサート 

 最近改めて「すごいアーティストだ」と認識したのが葉加瀬太郎です。
 もちろん彼のことはデビューした頃から知っていました。1990年に<クライズラー&カンパニー>というユニットでデビューしたとき、“クラシカル・クロスオーバー”というニュー・ジャンルの旗手として注目を浴びていました。しかし、はっきり言って、その当時の私の興味はそこにはありませんでした。というわけで、しばらくの間、知ってはいるけど積極的に興味は持てなかった、というわけです。
 ところが、ここ数年でしょうか?私は、演歌・歌謡曲でもない。Jポップでもない。良質な音楽を<Age Free Music>と名づけて提唱しています。そんな中で私の視界に入ってきたのが葉加瀬太郎なのです。きっかけはTBSテレビ系の<情熱大陸>という人気ドキュメンタリー番組です。この番組が好きで私はよく見ていますが、この番組のオープニング・テーマ「情熱大陸」を気に入ってしまったのです。インストゥルメンタルですが、それを超えてしまう説得力があるこの曲を聴いて、私はある日ふと思ってしまったのです。これぞ私が求めているAge Free Musicなのではないか、と。
 インストゥルメンタルは歌ものに比べて不利です。ボーカルという最大の武器を持っていないからです。しかし、「情熱大陸」はボーカルがないにもかかわらず、歌ものを超えてしまう説得力があるのです。それはメロディーの素晴らしさです。このメロディーがバイオリンにのったときに、ボーカル以上のオリジナリティーとポピュラリティー、そしてリアリティーをかもし出すのです。そう思ったとき、同じクラシック畑から生まれた秋川雅史の「千の風になって」と葉加瀬太郎の「情熱大陸」は同化してしまったのです。「情熱大陸」のメロディーを聴いていると、私の脳裏のスクリーンには映像が浮かび、なおかつメロディーには詞がついてしまっているのです。聴きながら自然と詞が浮かんでくるようなインストゥルメンタルは初めてです。それ以来、私は葉加瀬に興味を持つようになりました。
 当然のことながら、3年ぶり、ソロ20周年記念のニュー・アルバム「JOY OF LIFE」を聴きました。見事なできあがりでした。彼はよく「僕らプロの仕事は“求められた”ものに応えること。“やりたい”ものを反映させること。このふたつのバランスを取ることが重要」と語っていますが、アルバム「JOY OF LIFE」はそれができていると言っても過言ではないでしょう。
 この手の音楽は、ややもすると“やりたい”ことをやりすぎると、「いいけど売れない」というマニアックな作品になってしまいます。かといって、クライアントの要望に応えて“求められた”ものを忠実に実行すると質が落ちてしまいます。そんな真反対に違うことをバランス良く調整して、いい作品でしかも売れる作品が作れるかどうかがポイントなのです。
 葉加瀬はそれを見事にやりこなしているアーティストではないでしょうか。その証拠に彼のCDはベストセラーになり、コンサート・ツアーでも大変な観客動員力を誇っているのです。
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category: 俺が言う!

2017/02/17 Fri. 15:04 [edit]   TB: -- | CM: --

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