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恐るべし!山下洋輔&岡林信康ライブ 

去年の年末、12月28日(水)、東京六本木のEX THEATER ROPPONGIで〈山下洋輔×岡林信康〉のジョイント・コンサートを見ました。〈時代を切り開いたアーティスト達によるジョイントクロスシリーズ第5弾!フォークとジャズのレジェンドが織りなす、独創の世界。〉と銘うたれたこのジョイント・コンサート、ぜひ見たいと思いました。なぜならば〈フリージャズの鬼才〉と〈フォークの神様〉によるジョイント、どうなるのか?想像がつかなかったからです。
正直に言って、山下洋輔のライブをきちんと聴くのは初めてです。もちろんさわり程度はたくさんのアーティストたちが出演するイベントで聴いた事はありますが、30分以上はありません。ところが、今回は30分以上聴いてみて、フリージャズのさわりぐらいはわかったような気がしましした。
 山下洋輔スペシャル・カルテットの後は岡林信康のソロライブでした。1曲目はなんと「チューリップのアップリケ」。これは岡林の初期を代表する有名なメッセージ・フォークでまさか1曲目にこの歌が歌われるとは思ってもいませんでした。いや、現在この歌を歌っているのかさえも知りませんでした。1969年3月5日にリリースされたこの歌は、貧しさが原因で離婚して歌の主人公である彼女の前から姿を消した母親に対して「お母ちゃん、早く帰って来て」と切実に訴えかける彼女の心情を見事に表現しています。これは「かわいそうな歌」ではなく、「悲しい歌」なのです。だからこそ、プロテスト・ソング(抵抗の歌)として70年前後にたくさんの人たちのハートを鷲づかみにできたのです。その頃、この歌を初めて聴いたときの衝撃が蘇ってきました。
 続いて「26ばんめの秋」、これは一時期山に引っ込んでしまった岡林が、再び自分を取り戻して復活した時の歌です。今聴くとこの歌の真意がよけいにわかる気がしました。 続いては「橋~“実録”仁義なき寄り合い」で、これは小さな村で起こりえる人間同士のいさかいなどが面白おかしく、なお辛辣にペーソスをまじえて見事なまでに描き切られていて、これぞ現代の〈メッセージ・ソング〉でまさに岡林信康、恐るべし!という感じです。
〈第1部・山下洋輔スペシャル・カルテット〉〈第2部・岡林信康ソロライブ〉とくると〈第3部〉は当然のことながら〈山下洋輔・岡林信康でデュオ・ライブ〉です。
 岡林のギター弾き語りに、山下のピアノがどうからんでくるのか?何せフリージャズの鬼才・山下なので、彼のピアノが歌の伴奏になるのか想像がつきません。ところが、現実は岡林の歌と山下のピアノが実に見事にコラボレーションして、全く新しい〈岡林信康の世界〉が生まれたのです。こういうコラボもあったのか、と私はびっくりしてしまいました。
 「永遠の翼」「山谷ブルース」「君に捧げるラブソング」「山辺に向いて」がこんなに新鮮に聴こえてくるとは、これがジョイント・コンサートの良さで、コラボレーションの魅力ということでしょう。特に「山谷ブルース」に山下のピアノがこれほどまでに合うとはまさに「何だ、これは?」級の驚きでした。
 アンコールは岡林信康、山下洋輔に加えて山下スペシャル・カルテットのミュージシャンが登場してのバンドによる大セッション。「お祭りマンボ」で盛り上がって、まさかの「自由への長い旅」。この曲は岡林がフォーク・ギターをエレキ・ギターに持ちかえて〈フォーク・ロック〉として再スタートしたときの象徴的な歌ですが、自由を求めて長い旅にこれから出るんだ、という強烈なメッセージがあって初めて聴いたときのインパクトは忘れられません。この歌を聴きながら、私たちは未だなお〈自由への長い旅〉の途上にいるのだ、と再確認しました。
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category: 俺が言う!

2017/02/20 Mon. 15:38 [edit]   TB: -- | CM: --

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