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〈昭和歌謡〉ブームの次に来る波は〈平成GS歌謡〉である! 

 かつて〈GS〉全盛時代にザ・ベンチャーズが作曲をして大ヒットした〈GS〉と〈歌謡曲〉を折衷したような〈GS歌謡〉ともいうべきものに、渚ゆう子の「京都の恋」「京都慕情」、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」、和泉雅子&山内賢の「二人の銀座」、奥村チヨの「北国の青い空」などがあります。なぜ〈ベンチャーズ歌謡〉がヒットしたのか?それはベンチャーズという外国人が見た日本や日本人の美しさ、魅力が最大限に表現されているからです。たとえば「京都の恋」では外国人から見た京都の素晴らしさが描かれているので京都の魅力が最大限にデフォルメされているのです。ということは、京都の魅力が凝縮されていることに他なりません。換言すれば、ベンチャーズは“あらまほしき”日本及び日本人を表現していたからこそ、たくさんの人たちのハートをつかむことができたのです。
 1960年代後半から70年代にかけて一世を風びした数々の〈歌謡曲〉が〈昭和歌謡〉という新しいネーミングを得て再発掘されて甦ってから数年間が経ちますが、〈昭和歌謡〉の再発掘に刺激されたのか、同年代に流行った〈ムード歌謡〉も脚光を浴びました。そして今、必然的に〈昭和歌謡〉から始まった再発掘の波は遂に〈GS〉まで辿りついたのです。
 〈昭和歌謡〉から〈ムード歌謡〉へ、そしてさらに〈GS歌謡〉という流れを敏感に感じとっていたのがTHE ALFEEの高見沢俊彦でした。だからこそ、ザ・カンレキ―ズを結成して2016年12月21日にアルバム「G.S.meets The KanLeKeeZ」をリリースしてデビューしたのです。
 と同時に、高見沢はザ・カンレキ―ズと並行して、ベンチャーズが渚ゆう子、欧陽菲菲などに曲を提供して〈ベンチャーズ歌謡〉を作ったときのように、高見沢俊彦による作詞・作曲、プロデュースによる現代版の〈GS歌謡〉にチャレンジを始めたのです。まさに高見沢による新しい〈平成GS歌謡〉の誕生です。
 それが広瀬倫子の「恋の誤算」、藤田恵美の「東京ロンリー・ナイト」の2曲です。
 広瀬倫子の「恋の誤算」は高見沢俊彦作詞作曲・プロデュースによる描き下ろし作品です。この曲は、10代からロック、ジャズ、ポップスと幅広いジャンルに取り組んできた広瀬の「何を歌ってもなんとなく“昭和のムードを感じる声”と言われていた私の声を“個性”として生かしてくれた曲です」と広瀬本人が言うほどぴったりとはまっています。それもそのはずで高見沢も広瀬の声に“昭和の匂い”を感じていたようです。
 「持って生まれた才能。それはそれぞれのボイスだと思う。筋肉のようにトレーニングで鍛えても得ることは出来ません。そして、まさに広瀬倫子の声にそれはあてはまる。聴いて心地良く、懐かしい気持ちにさえさせてくれる。昭和の良き時代……メロディーが心に染みこんだポップな感覚を、彼女のボイスに感じてしまう。『恋の誤算』は彼女でなければ、あの切なさは醸し出せないでしょう。見事としか言いようがありません。大人の歌を唄えるシンガーとして、広瀬倫子の未来に期待しています」(高見沢俊彦)
 大人のラブソング“熟恋歌”を濃密に歌う〈不倫ソングの女王〉広瀬倫子の最大の武器である“昭和のムードを感じる声”を最大限に生かした「恋の誤算」にめぐり逢って、広瀬倫子は今大きくはばたこうとしています。
 藤田恵美の最新シングル「東京ロンリー・ナイト」の帯にはこんなキャッチコピーが付いています。〈「飲んじゃって……」に続く、「藤田恵美」の歌謡曲シリーズ第2弾は、高見沢俊彦/作詞・作曲の「昭和ベンチャーズ歌謡」!!〉
 これはどういうことかといいますと、そもそも「東京ロンリー・ナイト」は、2016年6月15日にリリースされたベンチャーズ来日記念アルバム「HITS&NEW」のために高見沢が書き下ろしたインストゥルメンタル曲です。これに詞をつけて藤田恵美が歌った、というわけです。だから、〈昭和ベンチャーズ歌謡〉というわけです。高見沢はこんなふうに言っています。
 「子供の頃から憧れていたベンチャーズに曲を書けただけでも満足でしたが、それに今回は詞をのせ、さらに藤田恵美さんがこの曲を歌ってくれました。哀愁味のある藤田さんのヴォーカルにより、より曲を際立たせ、自分の思い描いた『東京ロンリー・ナイト』がここに完成したと自負しています」
 強がりな女を演じきれない女性の本音を歌った「恋の誤算」、一方、都合のいい女を演じた女性の本音を歌った「東京ロンリー・ナイト」。違うタイプの女性を見事に描きわけて曲にした高見沢俊彦作品は、2曲共にまさしく良質な“大人の音楽”〈Age Free Music〉と言っていいでしょう。
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category: 俺が言う!

2017/11/07 Tue. 21:24 [edit]   TB: -- | CM: --

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