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「従来の〈聴かせる歌姫〉の女王に、ファッションで見せる新しい女王が加わった西野カナのドームツアー!」 

百聞は一見に如かず、と言いますが、コンサートにも同じことが言えます。他人からどんなに説明されても、自分の目で見、耳で聴き、心で感じてみないと、その本質はわからないものです。
 9月23日(土)、東京ドームで西野カナの〈Kana Nishino Dome Tour 2017 “Many Thanks”〉を見ました。西野カナが〈ドーム・ツアー〉をやると聞いたとき、正直言って「何で西野カナがドーム・ツアーな訳?」と思いました。なぜならば、西野カナの歌は〈ドームツアー〉とはまったく対極にあると思っていたからです。
 東京ドームにふさわしいアーティストといえば安室奈美恵、浜崎あゆみとかダンス・ミュージック系のテンポが速くて見せるエンタティナーがいいと勝手に思っています。なにせ東京ドームは5万人を収容できる大きなスペースなので、とにかくノリが良くてハデさがないとパッとしないからです。その意味では、安室や浜崎はまさに適任と言っていいでしょう。歌って踊って見せることができるので見映えがするというわけです。
 それに対して西野カナの場合は、歌って踊って見せるというよりは、歌でじっくりと聴かせるタイプです。しかも、彼女の詞は等身大のリアリティーを持っているので、「これは私のことを歌っている」と錯覚するほどの親近感があるので“共感”することができるのです。共感できるということは、あくまでも“歌力”であり、聴いて初めて成立するもの。言ってみれば、彼女の歌は“歌って踊って見せる”とは対極にある“聴かせる歌”なのです。当然のことながら、何でドームなの?というわけです。
ところが“聴かせる歌”の歌姫が東京ドームを見事に支配してしまったのです。なぜかというと、通常のコンサートのようにしっかりと歌を聴かせたうえで、観客とのやりとりというか、コミュニケーションもドームなりにしっかりと取っていたからです。つまりは、通常のコンサートのようにしっかりと歌とおしゃべりで観客のハートを鷲づかみにしていたということ。あの大きな東京ドームで、これは簡単にできることではありません。
 そして、ここに付け加えて、華やかなエンタティナーぶりにも目を見張るものがありました。浜崎や安室に匹敵するような“華”が彼女にはあったのです。その“華”とはきらびやかで華やかな衣装のまさしく〈13変化〉ともいうべきファッションです。早着替えもこなし、完璧にモデルとしても一級品であり、また、ファッションが身に付いていました。つまり、結論から言うと、従来の〈聴かせる歌姫〉の女王に、ファッションで見せる新しい女王が加わったということです。
 本編のラストが彼女の「トリセツ」というのが良かったと思います。これぞ“聴かせる歌”の真髄だからです。そしてアンコールで歌った新曲「手をつなぐ理由」も“聴かせる歌”で良かった。こういう名曲を生み出せるかぎり西野カナはまだまだいけるでしょう。西野カナの充実度を身にしみて感じた〈東京ドーム〉コンサートでした。
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category: 俺が言う!

2017/11/08 Wed. 16:57 [edit]   TB: -- | CM: --

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