髙橋真梨子は常に〈ベストテイク〉を生み出し続けています!
一方、私たちリスナーはどうでしょうか? 私たちも、その日によって体調も精神状態も異なっています。こちらも、1日たりとも同じ状態ではないということ。仕事も順調、プライベートも順調なときは精神的にも安定していますから、じっくりと歌を聴いていられる状況。そんなときに聴いて「この歌はいい」と思う歌があります。そうなったときに、ベストテイクの歌はリスナー・サイドから見てもベストテイクとなるのです。つまり、歌い手サイドのベストテイクとリスナー・サイドのベストテイクが一致したときに、初めて“いい歌”ということになり、そう思える人がたくさんそろったときに、歌はヒットするのです。要は、歌は生きているからこそ、歌い手とリスナーが“めぐり逢う”ことは軌跡であり、まさに運命なのです。
「桃色吐息」から早いもので34年という年月が流れてしまいましたが、彼女の歌に対するポリシーは何も変わっていません。歌に常に〈ベストテイク〉を求め、リスナーとキャッチボールをしながら、素晴らしい〈めぐり逢い〉を繰り返しています。人生の第4コーナーから直線コースにたどり着こうとしている人たちにとって、髙橋真梨子の歌は“人生応援歌”であり、彼女の存在そのものが“道標”なのです。それは今後も永遠に変わることはないでしょう。
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