確かに「やろう」と思っても「できやしないだろう」と弱気になってしまうことはあります。先例がないかとか、歴然と今あることに対して、それを壊してまでしてできるはずがない、とか理由はいろいろですが、要は“弱気”になってしまっているからです。
その意味では弱気の虫をまず退治しなければなりません。そのためには、自分が本当にやりたいのか?を自分自身に確かめる必要があります。もちろん私にも今やりたいと思っていることはあります。だいたいの構想はできています。そこでこの構想に興味を示してくれている人に会うことになります。だいたい、このときにふと“弱気の虫”が生まれるのです。なぜか?というと、自分なりの考え方が固まっていないことに気がつくからです。いや、気づかされてしまうといった方が正しいでしょう。
このときです。ポイントは……。こう尋ねられたときに、待っていましたとばかりに、具体的に「こうしたい」というアイデアを言うことができたら最高なのですが、ほとんどの場合は、まだアイデアが煮つまっていないので、どうしても抽象的な話になってしまいがちです。すると当然ながら、そのアイデアを検討することはできません。つまり、こちらに具体的に「こうしたい」というアイデアがないかぎり、相手から「こうしよう」という提案もないのです。その結果どうなるのか、というと「お互いにちょっと考えてみましょうか。で、後日また改めてということで……」ということになります。
「やってやろう」と勇んで出かけてはみたものの、話は保留ということになり、「ひょっとしたら、できないかもな」という思いが湧き起こり“弱気”になってしまうというわけです。このことから、なぜ弱気の虫がおきてしまうのか?という要因がわかります。それはこちら側に、「こうしたい」という確固たるアイデアがないので、当然のことながら「やってやる」という信念も生まれてはいないのです。
「こうしたい」と決めたら、そのためには「こうするべきだ」という戦略を考えて、さらに「こうしなければならない」というアイデアを考える必要があります。これが全てできあがってこそ、相手に自信を持って自分の“アイデア”をぶつけることができるのです。そうすれば途中で“弱気の虫”がおきて「あきらめてしまう」ことなんてないはずです。「こうやりたい」と思うことは誰でも簡単にできます。しかし、それをやり遂げるには“アイデア”という形に煮つめなければなりません。その煮つめる作業ができるか否かに成功のポイントはあるのです。
「こうしたい」と思ったら「こうすればいい」という“アイデア”をまず考え出すことが大切です。このことを肝に銘じてチャレンジをすることです。

