自分の不満の要因は自分の中にあります。それと同じです。不満を解消する唯一の方法は、やらなければいけないことをやり遂げるということですが、それがわかっていても、できないのです。だからこそ、イラついて不満が爆発するんです。なぜこんなことになってしまうのかというと、私たちはあまりにも余計なことをたくさんかかえてしまっているのです。これをやらなくてはいけない、とわかっていても、その前にまずは片付けなくてはならない雑用がたくさんあります。そのために、とりあえず雑用を片付けることから始めなくてはなりません。そうすると、雑用を片付けているうちに時間はなくなるし、何よりもエネルギーもなくなってしまうのです。という訳で「ま、いいか!」ということになります。はっきり言って、この「ま、いいか!」がクセものなんです。
ふだんは何の問題もありません。社会の中でそれなりの立場に立って生きているからです。しかしながら、何かの拍子に無性に「こんなはずではなかった」と思うことがあり、そんなときは“青春時代の古傷”が疼き始めるのです。そんなとき、必ず思うのです。よし今、やるべきことをやろうと……。しかしここでも「ま、いいか!」という甘い考えが誘惑するのです。で、つまるところ、元の木阿弥というわけです。
「ま、いいか!」という悪の連続性を断ち切らないと、いつまでたっても不満は残り続けます。では、「ま、いいか!」を断ち切るためにはどうしたらいいでしょうか? 甘い誘惑に負けないこと。自分に妥協しないことです。そのためには、自分自身の不満の全ての元凶であるべき“悔しさ”を忘れないことです。悔しさを忘れないで必ず晴らすと決めた人だけが「ま、いいか!」という悪の連続性を断ち切り、自分に誇りを持つことができるのです。「ま、いいか!」で、あなたは自分に妥協していませんか?

